NORIKOの週刊日誌

 
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2002.6.28  26日に議会が、特に混乱もなく終了した。いつも思うが、保守系からの意見書などに対し、反対討論は出るが、賛成討論はほとんど無い。特に民主党を含む一新会はぜんぜん。討論できる人がいないらしい。

 4月から禁煙タイムと併行して、喫煙所が各階に設けられた。目についてかなわない。「あっ、またあの人タバコを吸っている」と、頭をかすめてしまう。それにしても喫煙所に行くたび仕事を離れるわけです。個人差はあるとしても、30分に一回、約3分から5分。8時間勤務だから25分から40分も、タバコを吸わない職員との差が出来る。5日間なら125分から200分。20日間なら・・・1年なら・・・この差はどうなるのか。 吸ってもいいから、何らかの差を設ける必要もあるのではないでしょうか?

 それと気になるのは、勤務中に新聞や冊子を読んだり、ホームページを見たり。自己研鑽の部分もあるはずだと思うのですがね。ひどい時は携帯電話のマニュアルとにらめっこをしている。これっていいのかな?なんかプロ意識に欠けるように思う。

 でも、感心するのは、何があっても“昔のよしみ”でかばい合うところでしょうか?良い意味でも悪い意味でもです。しかしそのために市民のための行政、市民へのサービス、市民の税金ということがなおざりにならないようお願いしたい。

 2002.6.25 「このごろ週刊日誌、お休みが多いですね。楽しみにしているんですよ」と、何人かの方に言われた。すみません。ただ今あることを調査中で頭がいっぱいです。あと一息です。今しばらくお待ちください。

  2002.6.21  18日に開かれた建設経済常任委員会事務調査で、以前から問題にしている、健康村小林地区市営墓地計画について議論した。私はこの事業は、正に、市の体質を表したものだと考えている。

 元古参議員や地域の有力者、また、何らかの見返りを期待する人たちが、市に働きかけ、市もそれに応える。ここには市の総合計画も何も都合良く使われる。また、新興住宅住民に意見を言う余地は、事実上無い。

 市営墓地計画に関する情報公開をしたら、「何か解せない」と思っていたことが「やっぱり・・」と確信を得る。墓地のような“迷惑施設”を受け入れる代わりに、“みやげ”を要求する住民と、“みやげ”をいかに合法的に渡すか考える市。ここで言う“みやげ”とは、“健康村公民館”のことです。情報公開した資料には、はっきり“みやげ”という言葉が書かれている。

 また、土地名義は京田辺市なのに、墓地の使用権は大字中・岡村三野墓地管理委員会だから、その“権利を買う”名目でお金を渡すことになる。これもよくわからない話。

 しかしこれらの書類の中に、元々あった管理委員会の墓地の横にある、竹藪の整備に多額の費用がかかり、市になんとかして貰おうとなったようだ。

 元古参議員は「住民の同意がいるという、市の表現は良くない」と、驚くようなことを言っているし、自治会長は、「うまく話が進められなかった。反省している」と、住民にではなく、市に話している。要するに、市の意向のように話が進められなかったと言っているのだ。自治会長なら、一番近隣の住民の意思を尊重するべきなのに。

 「拡張するだけ」と、市は言いながら、これだけの“みやげ”をわたし、近隣住民には、「拡張するだけです。もともとお墓はあった。そこにあんた達はきたんじゃないか」というようなことを言いながら、ろくろく意見を聞かない。公平公正と言えないと私は思う。

 よく見える構図だ。「こんな事では、総合計画なんて必要ない。行政としてあってはならないことではないのか」と、平林助役に意見を求めると、「“みやげ”なんて、10年ぶりに聞いた言葉。こんなことあってはならない。一つ一つの事業の中で、職員にも言っていく」と、明言?された。

 井上公自民党議員が、「次田はん、岡村三野の人らが怒ってきはるで。頭下げて頼んでくるのが当たり前や」と、ヤジってくる。でも、こんなやり方は、長い目で見たら、旧村の人たちにとっても決して良くない。こういうやり方は、他の事業でも見られる。

 2002.6.17   先日、藤本弘子さんの夜間中学通学に、公的介護を実現する会の会議を開いた。実は驚いたことに、九十九園問題を告発してくれた職員は、高校生の時、弘子さんの介助ボランティアをしていた。その時2歳ぐらいだったたかちゃんとの再開を喜んでいた。

  署名活動も開始した。彼女の通っている夜間中学の教員の一部は、結局何もしてくれない。それどころか影で、賛同人や署名を集めてくれている人たちに電話し、「あんな運動されて、困っているから考えて欲しい」と、電話している。要するに、「署名に協力する」なと言っているのと同じだと、私は思う。

 そんなチンケな妨害に揺れるような賛同人はいない。「『彼女の思いが大切』と、言うといた」と、賛同人の1人は言っていた。生徒さんの思いを受け止められない化石教員の、血迷った行動だと、私はまたまた思う。

 30年ぐらい市民運動していて、こんな場面にも何回かであった。“メンツ”や、“主導権”にこだわり、分裂もあったが、久しぶりなので、“まだ、こんなんもいた”と、あきれている。でも私たちは負けない。

 有事法制に関する請願審議が行われた。何とも言えない意見が出る。「9月のテロのことをどう思うのか。いつ、日本で怒るかわからんから、きちんと法律を作るべき」と、上田副議長。「自衛隊法をさらに整備するための法制化」と、畑公明党議員。何を言っているのかわからなかった羽原議員。

 極めつけは「暴力団とやり合った。そんないざという時どうするのか。平々凡々と暮らしている次田議員に、そんな状況がわかっていない」どうしても、話をそこに持って行きたがる南氏。「南さんのように、援助交際や何かって珍しいことはようしないが、ほっといてください。失礼じゃないですか。削除を求めます」・・・もちろん認められ、南氏の失礼な発言は削除となりました。・・・全く、なんということでしょう。もちろんマルクス、レーニンも出てきました。

 市長も出席しているのに、誰も市長に説明を求めない。市長会の内容や、祝園弾薬庫の事などを聞けばいいのに。何度も委員にお勧めしたが、どなたも市長に、首長としての考えを聞かなかった。上田委員が「そんなら、あんたが聞いたらいい」と、言ったので、「市長、首長としてどう考えていますか」と聞いたが、横から議長が「そんなことはおかしい」と、横やりを入れた。「議長が言うのはおかしい」と、すぐ、抗議した。結局、みんな、よってたかって市長をかばっているように見えた。

 結局、この請願は否決。ホントに皆さんこんな審議で、市民の安全が守れますか?私は、絶対無理だと思います。子育て支援や、なんやかんや、公明党も、自民党も、一新会も言うけれど、結局、いざとなったら、若者達を戦場に送っても良いと思っている。これが本当の姿でしょう。

 2002.6.15   昨日の一般質問は「ツッコミが足らん」と言われ、反省している。どうも時間制限が気になる。質問しない議員や、たーくさん余らせる人の分を分けてくれればいいのに。

 九十九園に関しては、「市には責任がないのですか?当該市として監督不行届だし、被害者に謝罪するべき。また、市の出した質問に“事実無根”と、虚偽の回答に対し、ペナルティーを課すべき」と、糾したが、まるで人ごとの回答。

 65歳以上の人たちにバスの無料化を提案したが、冷たい返事。また、京阪宇治交通の安全運行について、昨年まで、運行管理者がいない事実を、市が認識していたかどうかも聞いたが、そんなこと知っているはずも、知ろうとしているはずもない。全く、恐ろしいことだ。

 公民館の日曜職員配置と、図書館を祝日も開館をするべきだと要望したが、渋い答え。管理職曰く、「職員側がねぇ・・・」

 まっ、終わりました。それにしても今日の教育委員さん、私の目の前でずーとお休み。一生懸命言っているジェンダー教育も、目の前でこっくりこっくりされてしまうと、委員会などに女性の登用を言ってきたものとして、力が抜ける。女なら誰でも良いということと違うなぁ。せめて教育委員会関係ぐらいは、起きてて欲しいものです。

 もう1人、問題の南さん。私の前に一般質問をした。いったん退席していた私も、準備のために議場に戻った。すると、教育関係で意見を言う南さん。「オーストラリアに私はよく行くが、あちらの教育では・・・」

 聞くに堪えないので、質問の前に「南議員は、援助交際で有罪が確定。教育を語る前にご自身を糾すべき」と言っておいた。

 2002.6.12   10日の6月議会初日、有事法制に関する反動的な意見書が可決されてしまった。公明党を中心に、自民党、一新会、南、小西議員が賛成。民主党の上村議員は、また退席。大事な時はいつも退席。それですむとでも?

 私は、「あなた達(賛成者)は、若者を戦場に送る道を開くことになる。重大な誤りであり、犯罪的」と、反対討論した。

 開会前には、1月に有罪20万円の罰金が確定した南氏に、水野議員と一緒に辞職要求を突きつけた。「破廉恥な行為をした以上、すぐに辞めなさいよ!」というと、「冤罪です。はめられたー」をいつものように言っていた。

 14日の一般質問の原稿が、まだ、半分しかできていない。いつもいつもテスト前みたい。追い込みが大変。がんばります。・・・最後になりましたが、「有事法制のことと、南氏の事、ご苦労さんです」と、うれしい電話とメールを4本いただいた。ありがとうございます。

 2002.6.9   昨日「藤本弘子さんの夜間中学通学に公的介護を実現する会」(通称ヒロコクラブ)が誕生した。約30人の人たちが集まってくれた。奈良県夜間中学連絡協議会顧問で、元代表の中納光夫先生や、イージーライターの吉田智弥さん、弘子さんのドキュメンタリーを制作されたMBSの沢田隆三さんたちが、設立に対し熱いエールを送ってくださった。田尻奈良県議や飯野平群町議もこの活動支援を約束してくれた。

 それにしても天理の夜間中学をつくり育てる会会長の吉井天理市議は、冷たい対応。無視をして協力するともしないとも返答なし。以前、私は会員だった時、「何もしないのなら、会長として役に立たない。生徒さんたちや会員には迷惑やから、会長を辞めなさいよ!」と、思わず怒鳴りつけたことがある。それに、何年も前から、弘子さんの状況を知りながら、ろくろく対応しない一部の天理夜間中学の化石教員たちは、今回、妨害にも近い行動をとってあきれさせている。

 通学の公的介護を実現することは、他の学びたいと思っている障害者にとっても必要なのだから、協力してくれるのなら何党でも、誰でもいいというのが私の考え。

 私たちの運動に対し、水平社宣言から「勦る(いたわる)かのごとき運動や」と馬鹿なことを言った教師がいるらしい。ちゃんと水平社宣言を読め!「水平社宣言を冒涜している」と、部落解放運動にかかわってきた仲間は怒っていた。

 明日から六月議会が始まる。部落問題について質問する予定で準備したが、制限時間があるので九月議会にのばすこととした。同和行政法切れになり、京田辺の地域の状況がどうなるのか心配だ。補償にもいろいろあるが、教育に関してどうするのか、全く先が見えない。ここの場合、制度だけに頼ってきただけに、“昔”に戻らないかと思う。

 有事法制に関し、意見書が2つ出ているが、自民党を中心とした反動的な意見書が採択されそうだ。近隣でもないようなもの。恥さらしもいいとこだ。

  2002.6.6  九十九園理事長が、岡本容子氏から元市議市田冨雄氏に変わった。なぜ?それならはじめからきれーに変わればいいのに、「生き恥を差らしい改善する」と、説明を受けた久村市長の心境やいかに?

 九十九園の幹部職員が2名辞めた。ほかにも数人辞めている。相変わらずのようだ。花や備品をやたらに買っているが、見せかけでは良くなりません。ニチイ学館から人材派遣職員を入れ、人を増やしているように見えるけど内容が問題なのです。みんな本当の改善を求めているのです。

 「藤本弘子さんの夜間中学通学に公的介護を実現する会」に賛同してくれる人が増えてきた。奈良県・奈良市教育委員会も前向きな対応をしてくれている。後は天理市。でも決して悪い対応にならないと思う。ただおかしいことに彼女の夜間中学のF先生が、「こういった運動は、すぐにでも辞めて欲しい」と発言した。メンツがつぶれたとでも思っているのか?理解できないこの心境。

  2002.6.3  6月14日に私が一般質問します。九十九園問題や学校給食問題、有事法制問題、高齢者のバス無料化、ジェンダーフリー教育やDV問題、環境問題、そして、国民健康保険に関する問題を取り上げます。傍聴をお願いします。

 また有事法制について、地方自治体としてどうするのか議論をして欲しいという請願を預かりましたので紹介議員を務めます。自治体職員はもちろん、市民も米軍協力をしなければバッせられます。まるで戦前に逆戻り・・・いえいえ、しっかり戦前になっているのです。

 意見書も保守と共産党から出ています。私も今回は共産党と名を連ねます。自民・民主・公明は「有事法制を国民に十分理解してもらえるように慎重審議せよ」と、反動的。戦争の歴史をくり返す愚かさをわかっていない。

 私は一般質問の中で有事法制に関することも質問します。その中に消防団の民間防衛組織化をしてはならないことも取り上げます。消防団が関東大震災でなにをしたか、忘れてはならない。市消防団は女性団員を派手に募集しているが、ごまかされませんよ。それにわいせつホームページのことも記憶に新しい。消防団員のセクハラ研修もしーっかり!

  2002.5.31  夕方、建設経済常任委員会研修から帰ってきました。福岡、大分県に2泊3日でした。今日はちょっと風邪気味で疲れているので、報告は後日とします。

 でも、ニューススクラップを見てください。27日に重度障害の藤本弘子さんの通学公的介護を要望するため、奈良県教育長と奈良市教育長をお訪ねした時の記事を載せています。どなたかが記事のコピーをしてくださったらしいので、早速載せさせていただきました。

 明日、私の所属している公的介護を実現する会の代表と、藤本さんの通っている天理の夜間中学をつくり育てる会の事務局とが会うことになった。彼女のために協力をしてくれればいいのだが・・・。育てる会の代表をしている、吉井猛天理市議にも賛同をお願いしている。

 2002.5.25  暑いようなお天気だ。京田辺市緑の風作業所のお祭りに行って来た。盛況だった。元気にお客さんに声をかけたりするようすや、さおり織りや陶器の展示を見せてもらった。もう少しいたかったが、次の予定があり小一時間で失礼した。

 「政務調査費っていくらですか?」と質問をいただいた。そう言えば書くのを忘れていました。会派に属している場合、年間一人18万円、無所属なら14万円です。続きに議長の報酬は50万円。これは一ヶ月です。

 重度の障害を持つFさんが天理の夜間中学校通学に公的介護を求めている。私も副代表として支援しているが、27日に奈良県教育委員会教育長と、奈良市教育長にお会いすることになった。6月8日の「Fさんの通学公的介護を実現する会」の設立総会には良い報告をしたい。

 私は、彼女を通して障害者に必要な施策と、私たちの関わり方を少しづつ学んでいる。声を出し言葉を話すと言うことは、当たり前だと考えているが、それも彼女の場合はままならない。だから「それとって」と言ってしまう。すると“えらそうな言い方や’と反発をもたれる。「障害者」を理解するって事は大変なことなのです。

 例えば、彼女は夜間中学に行く時間まで、車いすダンスを習っている。そのため電動車いすのまま学校に来なければ間に合わない。電動には介助がついていないので、駅から学校までの間などが大変になってくるのです。点滅信号は自分では押せないし、人通りの少ない危険な所もある。彼女の自己選択・決定が尊重されるようにがんばりたい。

 Fさんの夜間中学通学に公的介護を実現する会の賛同者を募っています。また、6月8日午後5時から結成の集いを、近鉄高の原駅東南の、サンタ・マリアデイサービス室で開きますので、参加をお願いします。

 2002.5.23  有事法案が国会で審議入りした。先日は京都市内で抗議行動に参加したが、若い人たちの反応が悪い。戦争体験者の人たちは、よくビラもとってくれるし、話も聞いてくれる。若い人たちにどうしたら理解が得られるのか。

 私は教育の責任は重いと思う。日本の、世界の歴史を全くと言っていいほど日本では教えていない。特に現代史。歴史を教えない、客観的事実を知らないということは恐ろしいことであり、物事の判断が出来ないということだと思う。

 京田辺市のほとんどの小・中学校は、ヒロシマ・ナガサキに行かない。行って見る・聞く・話す事は何事にも換えられない体験学習だ。そんなときにしか被爆者の話は聞けない。被爆国日本。これを教えない教育って何?

 私たち大人になっても初めて見ることに、ハッとすることってある。本当に子どもたちが大切なら、事実を見せることだ。知る権利を保障するべきだと思う。

 市議会の政務調査費使途について情報公開した。なかなかおもしろい。近々一覧表にするが、やたらにはがきを買う公明党や橘氏。挨拶状は公選法違反なのに何のためにこんなに沢山買うのかなっと思った。議長会派の一新会は、青森・岩手に行っているが、報告書では何のために行ったのか、ぜーんぜんわからない。

 援助交際で有罪となった南氏は、九州の八女市に研修。同行者が2名となっていた。ホテル代は3分の一を公費で支払ったとなっていたが、後のレンタカー代などは公費負担。グループ旅行に公費を使っていませんか?という印象です。

 政務調査費の報告なのでマイナスなんてないはずですが、橘氏の報告はマイナス9万円。「それだけ働いている」と言いたいのかもしれないが、「えっ、それだけでいけるの?」と、逆に聞きたくなる。それより書き方が間違っている。

 最年長者の小西議員は資料約1万円のみ。これもまた考えもの。

  2002.5.17  建設常任委員会協議会が開かれ、椿本チェーン元工場跡地からの有害物質検出についての説明があった。原因究明に至っていない。

 京田辺工場ではジクロロメタンを今月で使用中止とするらしい。市と椿本の間で協定書も交わされているが、枚方市とのことでわかるように期待はしない。でも、ないよりまし。私は「協定書を交わす時に、使用する薬品なども記すべき。また、市はすぐにでも相談できる化学者や専門家を顧問などに頼む必要がある」と、提案した。

 もう一つの議題は京都議定書に基づいて、CO2削減を5年間で5%行うための庁舎内における計画について。計画内容を見て、職員の意識改革に5年ですか?必要以上の電気を消すなんて当たり前。審議会や懇談会で使われているペットボトルなんかはもってのほか。課から課へのファックスも絶対だめ。庁舎内をチョッと歩いただけでも無駄がよくわかる。

 こんな事から言わなくてはならない計画書を見て、担当課の苦労がわかるような気もする。「人のお金だからやっている」その基本意識を変えないと、この計画もおじゃん。

 一番気になったのは、現焼却炉を一炉づつ24時間稼働にし、排出量を削減するということ。穴がチョコチョコ空いているのに、それに耐えられる炉とは思えない。デメリットも多々あるはず。どうもゴミ消却に関しては、特に行き当たりばったりの計画に思えてならない。

 2002.5.16  京阪宇治交通男山営業所をお訪ねした。京田辺市草内の営業所は子会社に変更になった。安全運転はもちろん、高齢者や障害者への対応などについてお伺いした。ノンステップバスやコミニティバスなどをお考えだと聞いた。

 3月議会でバスの無料化を要望したが、市はその気がないとのこと。でも京都市は65歳以上は無料だし、八幡市もバス会社に補助を出し、高齢者に100円チケットを配布している。京田辺市に段階的にでも考えて欲しい。

 私も質問をしてからちょこちょことバスを利用して状況を見ているが、運賃が高い。福祉バスとは性格の違う公共交通。利用しやすくしてもらいたい。お年寄りも元気に外に出て、ウィンドショッピングなどを楽しめば、運動にも気晴らしにもなる。寝たきり予防にいい。もちろん環境にもいい。

 JR大住駅がきれいになったが、前の方が使いやすい。木津方面のホームは階段を登らなければならず、障害者・高齢者は大変。バリアフリー法に反しているのではないか。今時、改良するのならエスカレーターは常識。何のための改良でしょうか。

 少し残っていた九十九園に関する情報公開をした。現在も、いろいろ市民の皆さんから苦情を聞く。6月議会に出すチョッと驚く話を、担当者にチラッと聞かせてあげた。「えーっ」と、びーくりしていた。

 回覧板でなぜ九十九園ニュースを回すのか、という苦情も続く。介護保険に言ったら「それは総務課です」と聞いたので総務課で尋ねた。すると「市は市の物以外全く関知していない」という事らしい。

 驚いた。私も自治会役員をしたが、市の判断・許可で配布物が自治会に来ていると思っていた。要するに、自治会に九十九園が勝手に持ってきて、回してもらっているのだ。ということは“断ってもいい”のだ。警察も大住中学校も社会福祉協議会も、市の関知しているものではない。自治会が選ぶことが出来る。「自治会も市からの依頼と思っているケースがある。ガイドラインをはっきり説明して下さい」と頼んでおいた。それと、介護保健室の私への説明は間違っていました。

 2002.5.15  先週、“大田徳島県知事誕生祝勝会”に誘っていただいて参加した。選挙対策委員長の住友達也さんが来られた。徳島と言えば、吉野川可動堰の賛否を住民投票で、“反対”に決まり、今回の知事選挙でも住民の力で、可動堰反対派知事が勝利した。

 そんな話を20人ぐらいで聞いた。あつーいものを感じた。住友さんは「大田さんよりいい人がいたら、その人を押すけれど、今回は絶対に大田さん」と言われた。「大田さんと決めた、その大田さんのここというところを聞かせて下さい」と聞いてみた。「シフトが違うんです。基本のだめなところにいくら積んでもだめ」要するに基本というかスタートラインというか、その人の人間性ということなのだろう。

 なーるほど・・・と、同時に「政党はいつかなくなる」という話にも「そやそや」と笑えた。一番私もそう思うと言えたのは、「可動堰賛成派が勝たら勝ったで仕方ない。住民が望んだことなのだから、その結果どうなるかということも含めてです」

 昨日は沖縄返還から30年。島の80%近くは、今も米軍が我が物顔。嘉手納基地からベトナムにファントムが爆撃を積んで飛び、そして、21世紀になってからも、アフガニスタンに人を殺すために飛び立っている。何が変わったのだろうか。

 中国からの帰国者の女性が私に「帰国して日本を見てびっくりした。まるでアメリカの植民地ですね」これも私たち日本人が許してきたことなのだ。「沖縄の人たちと心を重ね合わせよう・・・」こんな事を言うのも聞くのも気恥ずかしい。「本気ですか?」と言われてしまいそう。でも思いはある。

 「有事法制に反対する地方自治体議員・共同アピール」を出す。5月22日に国会で集会と記者会見が開かれる。

 2002.5.14  昨日、4月30日に出された、消防団の飲み食いに関する違法公金支出返還要求訴訟の判決を、不服とし控訴した。もちろん今回は折田泰宏弁護士に付いていただく。京都地裁は、「社会通念を逸脱していない」としたが、私はまったくそう思わない。

 今どき“食料費”で一部の団幹部や市長、議長が飲み食いする感覚が許せない。“食料費”は、火事・災害の時や行方不明者を捜す時に、団員に出されるお茶やお弁当のためのもののはず。

 「九十九園の回覧を回して、九十九園のずるい宣伝の手伝いたくありません」「なぜ、九十九園の宣伝を自治会がするのか。したくない」と、地域の方たちからお電話をいただいた。自治会の回覧で九十九園ニュースを回していることに対するご意見だ。早速、介護保険室長に連絡した。

 それとは別に、前々から気になっていたのは、あれ以来やたらにお年寄りの顔写真を、その九十九園ニュースに載せている。時には名前まで。「プライバシーの侵害では?」と、介護保険室に連絡した。こんな事まで言わなければならないなんて・・・。

 京田辺市に出来ている椿本チェーンの、元工場跡地から高濃度のシアンやトリクロエチレンが検出された。17日、緊急で建設常任委員会協議会が開かれ説明を受ける。だいたい、京田辺市の水源付近に工場専用地を作っていること自体理解できない。

 2002.5.9  今日、京田辺市市制移行5周年記念式典が行われた。たくさんの表彰状や感謝状の授与。もっと広い分野で市を支えている人たちが沢山いるのに、こういう場合は民生委員やら、絵を寄付したやら、国際交流の役員をしたやらで“ヒョウショウジョー”ということになる。なんか、仲間内の儀式っぽさを感じる。

 それにしても空席も目立った。メインのはずの山田新京都府知事も欠席。代理は副知事でもなし。「軽んじられとるなぁ」と、会場でヒソヒソ。そうかも。知事選挙で久村市長は、山田知事を応援していましたよね。だいたい、今日の参加者の90%近くは山田知事を応援した方々とお見受けした。「お礼をかねて来るのが筋違うか?」という声が聞こえてきそう。

 開会前には、何人かの方から「九十九園のこと、よくがんばってくれましたね」と、言っていただいた。「いえいえ、私より若い元職員の人たちです」と、申し上げたが、皆さんよく知ってくださっている。でも、まだまだ私たちの闘いは終わっていません。

 昨日は、神戸までアメリカから来日中の、ペラントゥーニさんのチューバコンサートに行った。チューバからいくつもの楽器の音がする。また、音が何重にも聞こえてくる。ハイテンポの曲を巧みにこなすテクニックに、会場は大きな拍手で包まれた。もっともっと聞いていたかった。

 2002.5.7  今日で49歳。40代最後。考えてみれば40代で3回選挙をすることになる。忙しい40代。でも人それぞれ状況は違っても、40代って忙しい。まっ、忙しくなくっちゃっとも思う。

 遅くなりましたが2001年度の報酬の報告をします。

 収入  給与  5、987、812円 (源泉徴収票より)

    費用弁償   96,000円

 支出  源泉徴収税額  860、075円

     社会保険料等  599,035円

     市民税     116,000円

     国民年金    159,600円

     国民健康保険  368,700円

     議員会費    24,000円

 問題の政務調査費については、私は申請・受け取りはしていません。  

 2002.5.6  連休はどこにも行かないようにしてきたが、息子が東京文化会館で開かれる讀賣新人演奏会に出演するので、親ばかをすることにした。せっかくだから新大久保に出来た高麗博物館を訪ね、宋富子(ソン・ブジャ)さんにお会いした。

 宋さんは、一人芝居を長年演じておられ、高麗博物館の館長をしておられる。ちょうどチマ・チョゴリを来て、マスコミの取材を受けておられた。お年を聞いてびっくりしたが、とてもとてもそんな風に見えず、きれいな方だった。

 「有事法案は、帰化した在日朝鮮人が、同胞に銃を向けることにもなってしまいかねない」と、厳しく批判しておられ、「ワールドカップなんかの交流は、営利目的の見せかけ交流」と、話された。「高麗博物館を和解と交流の場にしたい」と微笑まれた。

 お近くに行かれたらぜひ行ってみてください。その近くの市場や町は、すっかりコリアタウン。韓国まで行かなくても雰囲気ぐらいは楽しめます。

 帰りはどうせ渋滞やからと、長野県上田市にある“無言館”に行くことにした。信州に行かれたら立ち寄って頂きたいところです。建物は十字架の形になっており、東京美術学校(現東京芸大)などで画家を目指した20代30代の若者の遺作が展示されている。彼らは志半ばで徴兵され、戦死や病死・行方不明になっているのです。

 遺作を提供した家族の思いや、戦死した本人の心情が来館者の心に重く伝わっていく。無言館の中でわたしたちが受けた心のメッセージは「戦争は絶対にしてはならない」と、私たちが言葉にして伝えていかなければならない。 決して広いとは言えない館内に、多くの人たちが来ていたことに、きっと誰もがホッとするものを感じたことでしょう。

 帰りは、日本アルプスを見ながら渋滞に入っていった。

 2002.5.2  裁判判決の日、もう一つ大きな出来事があった。市職員に市長が訴えられた。採用した職員が採用前に、大麻を購入し逮捕となった事件だ。このことにより上司が処分を受けたわけだが、「大麻を買ったのは採用前であり、そこまでの責任はない」と、提訴した。

 どうなるのか注目したいが、一つ言えることがある。市長の指導力に問題がある。消防団の飲み食いについても、市長は「食料費ゼロも視野に入れて改善する」と言っているのに、消防長は「今までどうり懇親会をやる」と議会で言い切った。これが裁判に踏み切るきっかけとなった。

 今回の処分不服裁判も、市長判断で裁判は避けられたと私は思う。市長と幹部職員の歩調があっていないというか、絵を描いていく幹部の言いなりというか、幹部職員を上回る政治的判断や論理に欠けるというか何というか・・・。要するに「市長のお考えは?」と、聞きたくなるのです。毅然と御願いします。

 とにかく私はしきり直しです。「社会通念を逸脱していない」という理由で敗訴になったが「一円たりともビールの泡にしないで!」という事が、社会通念だと私は信じている。社会福祉協議会に所属しているボランティアは、のべ700から800人。ろくろく補助金なんかもらっていない。消防団だけが社会貢献しているわけではない。

 2002.4.30  信じられない!消防団の飲み食いに関する違法公金支出返還訴訟“全面敗訴”となった。何で?何で?何で?・・・記者クラブでは、言葉も出なかった。「私がいたらなかったんです。でも、私は1円でもこんな飲み食いに、血税を使って欲しくないんです」と、裁判所からオンブズパーソン委員会の折田弁護士に半べそ状態で電話した。「そうだよね。大丈夫、連休明けにゆっくり話そう」いつもの落ち着いた声に、私もやっと落ち着いた。こんな裁判結果に、ぜーったい納得できない!

 急いで京田辺市でも記者会見。電車の中では、判決言い渡しの場面だけが頭を巡っていたが、親しい記者さんたちの顔を見て、やっと緊張がほぐれた。まだまだ負けませんよ!連休、リフレッシュして、また、一からがんばるよー!久村市長、聞こえてますかーっ!?

   2002.4.29  26日に、小林地区に計画されている市民墓地建設について、健康村自治会説明会が、市の要請で開かれた。途中まで傍聴させていただいたが、いくつか気になる点があった。依然、近隣住民の不安や疑問はぬぐえておらず、一番近くの住民15件から「墓地の件について自治会役員に委任しない」という署名が出ていたにもかかわらず、話は決まってしまった。

 松井ヶ丘の駐輪場問題やスーパーナカガワ建設問題などは、自治会が近隣住民の意思を最優先・尊重し、バックアップをする形で勧められている。しかし今回の場合その点はどうだったのか。

 また、健康村公民館リニューアルの話も出た。どう関係するのか私の方で調査してみることにする。約7000万円の建設費に対し、市は約3500万円の補助を出す。市には、この意思形成過程の書類も全くない。多額の補助金を出すのに、数枚の申請書でいいのにもびっくりする。

 明日30日は、いよいよ「消防団の飲み食いへの違法公金支出返還要求裁判」の判決の日。どうなる事やら。大きな声では言えないが、市民はもちろん全国の消防団員、ならびに京田辺市消防関係者の方々からの応援がうれしかった。

 2002.4.25  辻元清美さんの参考人招致が終わった。顔を見た瞬間、「あ、これはあかんわ。倒れやあらへんやろか」と思った。消え入りそうな声や表情からは、かつての威勢の良さは見られない。見ていて複雑な気持ちになった。

 途中気になったのは“市民運動”をやたらに引っ張り出すところ。社民党をしっかりガードをしながら“市民運動”を聖域のように使うのには「市民運動はお金もきれいにやってるよ。そんないい加減じゃない」と、テレビに向かって思わずつっこんだ。事実、いいかげんな感覚の人もいるかもしれないが、大半は目的のためなら何を流用してもいいなんて思っていないはず。

 ただ「政治不信を招いた」という言葉には少し救われる思いがしたが、やはり事をぼかしていてはっきりしたことを国民・市民に明らかにしていない。自分が議員辞職した意味を理解してほしいという思いが強かったようだが、それは自分の心の中に納めていればいいことだ。みんなそんなに“いい人”にならなくていい。

  2002.4.22  九十九園元職員たちが、京都公共サービスユニオンの応援を得てがんばった結果、未払い賃金約600万円の内70%を取り戻した。よくがんばったと私は思う。しかし九十九園は、17日に開いた家族会で「不本意だが700万円支払った」と説明したらしい。数百万円もホラ吹いて!

 理事長を辞めさせない新理事会。これだけで体質がわかる。2400万円の補助金返還と府・市の九十九園に対する指導を見れば“詐欺行為”とも言える。それを“留任”とは!市民は納得できない。

 まっ、一応未払い賃金を取り戻したということで、ウチアゲー!「はじめて会った時は、緊張していたね」と、私が言うと、「大変な半年でした。まさかこんな思わぬ事になるとは・・・」と本音をポロリ。でもみんな“偽りの700万円”と、“あの二人の残留”には怒り!よーし、これからもーっとがんばろうと決意した。

 小林地区に計画されている市民墓地。なぜか自治会が急いでいる。現墓地も100区画売れ残っているというのになぜだろう。一番近くの人たちの意志が一番尊重されなければならないはず。自治会か動きが不可解だ。

 2002.4.16  宇治市議会で政務調査費は“お手盛り”と批判が強く、11人が申請を放棄した。宇治市共産党8人ともう1人は、当初から放棄しているが今回は与党からも2人放棄し全部で11人となった。

 京田辺市議会で申請放棄しているのは私だけ。共産党の皆さんは率先して支給を受けている。もちろんさんざん文句を言っていた橘・南・小西議員もちゃっかりいただいている。政務調査費は、報酬の二重払いと批判を受けている。そんなことをしないで、5年も値上げを凍結している報酬を少しづつあげればいい。市民にはその方がはっきり見える。そろそろ政務調査費使途について情報公開をしておこう。

 議会の事務費でジャンパーを買うらしい。私はいらないのでお断りしておいた。色は紫、約5000円。私は着ることもないし、必要なら自分のジャンパーがある。それで十分。みーんなお揃いなんてゾッとする。

 2002.4.14  あったまにきた!静岡から帰って土曜日の新聞を見「なんやこれ?あの不正行為山積みの、九十九園の理事長と施設長が、ざ、ざ、残留?!とんでもない!」こうなったら私は、ぜーったい、ぜーったい、次、考える。この件についてはしばらく書きません!

 静岡では、尾崎咢堂の三女、相馬雪香さんたちとご一緒した。関西咢堂塾3期生の私は、「地方から日本を変える」というテーマのパネルディスカッションでパネラーをつとめた。大きなテーマだったが、話はちょっとちっちゃかった。世界の中の日本と言われて、私の言いたい事は憲法と有事法制問題。でも、パネルディスカッションでは、情報公開制度や議会のあり方、市職員問題などについての議論が多かった。市職員への批判は私も顔負け。

 もちろん情報公開については、私の経験をお話しし、「とにかくこの制度を利用してみること。その後、不服申し立ても監査請求もやってみてください。市民のもっている数少ない直接、市に働きかけられる権利ですから。納得できなければ裁判も1万5000円でできます」と、ご紹介した。

 「不服申し立てや監査請求を自分で体験し、私たちの知る権利の保障の程度の情けなさを、市民が知る必要もある」とも付け加えた。

 合宿2日目「尾崎思想は正義と勇気」と、相馬雪香さんは講演された。また、「傍観者じゃだめ。しっかりと行動するべき。皆さんがんばってください」と最後に激励してくださった。いろんな方に出会い、楽しい合宿だった。

 2002.4.11  辻元清美事務所から衆議院議員を辞めることについてお詫びが来た。「これからのことは皆さんの意見を聞きながら・・・」とあるが、本人が出てもこないのに何をおっしゃっているのか。最後の記者会見の記録も同封されていたが、“指南役”などについての部分はなかった。支援者?に対してもこんな調子とは、ちょっと馬鹿にしていませんか。

 スケールでは全く違うが、京田辺市議会には未だに辞めない議員が二人居座っている。援助交際は犯罪だし、告訴されなかったとしても暴力だって許されるものではないはず。3月議会の最終日“鈴木宗男氏に議員辞職を求める決議”が採択されたが、援助交際議員は反対。暴力議員は賛成。どちらが正しいのでしょうか。もちろん辞職勧告なんか受けていない私は賛成です。

 昨日市役所で、九十九園施設長・理事長とニアミス。社会福祉協議会長も市役所に。「会長、今日は何かあるのですか」と聞くと「九十九園のこと。あとは私がやるから」とおっしゃったので、私の議会だよりをお渡しした。「言うべき事はまだまだあります。厳しく対応してください」と申し上げたが、なぜ社協の会長が・・・。

 九十九園は元職員たちに未払い賃金の補償をすることになった。本人たちの希望もあり、金額は公表できないがまあまあというところ。金額より何より“非を認めた”ということだ。このまま理事長や施設長が居座れるはずがない。そんな理事会に多額の税金投入はおかしい。 

 2002.4.9  京都府知事選が終わった。共産党以外の相乗り候補が勝った。またかいなと思う。この方を見ているとどうしても「ピアノ売ってちょうだい!」を思い出してしまう。

 それにしても選挙のたびにいろいろ考えてしまう。以下はまったく私の想像ですから、真剣に受け止めないでください。今回、山田・森川氏の一騎打ちなら森川氏が勝ったかもしれない。中川氏の票を森川氏に、たしてもだめだというかもしれないが、そこは選挙のこと。風が起こった可能性もある。

 中川氏の立候補はキーポイント。一見、共産党が出したと思われがちだが、もし、野中氏が打った手だとするなら全て納得できる。共産党の風を止め、票を割り、山田陣営の引き締めにもなる。民主党の盛り上がりもついでに押さえることが出来るではないか。

 平行して辻元清美さんの息の根を止めることも必要だっただろう。私が森川氏の応援に行って、これは難しいなと感じたのもそのあたりだ。無党派層の動きがいまいちだったのかもしれない。・・・あれこれ考えると寝られなくなるのではなく、私は寝てしまう。でも、やっぱり夢の中でも続きを見ている。選挙のおもしろさはここにあるようだ。

 辻元清美さんは、10日の参考人招致に出てきそうにない。思ったとうりだ。これは政治生命をなくすとも言える。私は、政策秘書のからくりをはっきりさせることで出直して欲しい。そんなおかしな事を誰が勧めたのか、党ぐるみだったのか、はっきりさせることで、そんな不正を受け入れる要素のあった自分と決別して欲しい。

 これは彼女自身のみならず、今現在、彼女を擁護している人たちにも、この要素があるとも言えないだろうか。私たちは何を糾そうとしているのか、しっかり考える必要がある。

 2002.4.4  沖縄では、琉球料理やら沖縄の家庭料理、ソーキそばや牧志市場でハリセンボンの唐揚げなど何を食べてもおいしかった。それにオリオンビールに泡盛。「これは20度、・・さん好み。30度と35度か。これもいいかも。これは始めて。」あちこちのぞいて、気がつけば買い物の大半は泡盛。

 観光客でにぎわう国際通り。アメリカ人が意外に少ない。米軍は今どこにいるのやら。それにしても町並みは、タイなどを思い出させるところもある。

 普天間基地の元敷地内の佐喜真美術館に、丸木位里さんと俊さんの絵がある。ものすごい迫力の絵だ。ガマの中での自決なども描かれている。「自決は手を下さない大量虐殺」と書かれていた。沖縄の心と私たちの心とを重ね合わせること。やっぱり反戦平和とそのために憲法を守ること。それしかないと思う。

 我が町のことですが、九十九園問題をきっかけに、介護相談員の設置をすることになった。ベストとはいかないが、オンブズマンの要素も持ったものだ。3月議会で私は「介護相談員の設置を急ぐ必要性がある」と訴えた。実現して良かった。うまく生かされるよう注目したい。

 また、京田辺市から九十九園にも指導が入った。例えば、救急車などの利用記録のみならず、経過記録をつけるところまでも指導している。6月議会までに今、調査していることも決着を付けたいと思っているが、はたして・・・。

 数年前に、障害者夫婦の生活をとらえ、エミー賞を受賞した作品「ふつうのままで」の主人公、藤本弘子さんの所に行ってきた。彼女は週に3日夜間中学校に通っている。駅から学校までの付き添いをヒッチハイクという手段でボランティアをさがしてきたが、40歳も過ぎ疲れてきたこともあり、公的介護を求めているが、なかなか前に進まない。

 そこで、お節介なのですが、私と友人が仲間たちに呼びかけ、支援グループを大規模に作ることにした。これから賛同者を募り、奈良市などに働きかけていく。一支援者として、なにやら久しぶりにのびのびやれそうな活動にわくわくする。

 2002.4.2  辻元清美さんが辞職してからそんなに日がたったわけでもないのに、テレビであの時の記者会見などが流れると随分前のことのように感じる。彼女は体調を請わしているとのことだが、10日の参考人招致では元気で歯切れのいいところを見せて欲しい。

 社民党がつぶれたっていい。そんなことでつぶれるのなら、その程度のものだったのであり、辻元さんをはじめ保坂展人さんや、福島瑞穂さんたちが延命していただけのことでしょう。辻元さんが、市民と政治をつなごうとしたことはみんな知っているんだから、何もかもはっきりさせた方がいい。彼女の元気は、私を含む多くの女性議員に勇気を与えた。一市民に戻ったって、やれること・やらなきゃならないことは沢山ある。その時、みんな「さすが辻元さんや」と、一緒に歩くはず。私たちになくすものなんか何もない。

 それにしてもなぜ辻元清美さんがやられたのか。ムネオを追いつめたことはもちろん大きな理由だが、もう一つ。それは今回の京都府知事選ではないのか。野中氏の地元ということは言うまでもないが、野中氏にすれば、「カワイイ、カワイイムネオちゃんがやられた上に、社民党推薦候補以外の候補を応援に来ている辻元さんにやられてなるものか」と、いうところではないだろうか。

 今の国会は、「暴き合い」の状態。こうなれば市民の生活も不況対策もそっちのけだ。困ったものです。

  2002.4.1  昨日、沖縄から帰ってきました。4日間レンタカーであっちこっち回ってきました。普天間・嘉手納基地・読谷村のチビチリガマに糸数ガマなど4つのガマに行きましたが、糸数ガマだけは怖くて怖くて、とうとう中には入りませんでした。

 安保の見える丘に立って見ていると、ファントムが次々着陸してきました。すさまじい爆音でした。我が物顔に降りて来ます。広大な基地があるために、県民の生活は大きな損害を被っています。穏やかな人柄の沖縄の人たちの、心の怒りを時折感じました。

 周辺事態法が成立してから“日本は戦争をしない国からしてもいい国”に変わりました。市民はもちろんのこと、公務員も米軍に協力をしなければならなくなったわけです。地方分権とは名ばかり。また、小泉総理の言う「聖域なき改革」なんてちゃんちゃらおかしい。有事立法案成立の危険性もせまっている。戦争を絶対させないために、私たちの出来ることをやっていかなければならないし、迷いはいらないと思う。京都府知事選も、そんな意味で考えなければと思う。

 辻元問題には、幾つかの問題点を感じるが、一番おかしいと思ったのは、組織重視の姿勢だ。「社民党を利用したらいい」と、それらしきことを言っていたはずなのに、情が移ったのだろうか。所詮、組織は組織。市民にはっきり見せられない政治や内緒話には、きっと何かゆがみがある。その誘惑はあの手この手でやってくるけれど、「それがおかしい!」と言えるのも無所属の強みのはず。決して他人ごとではない。

 

 


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