No15
枚方市旧汚泥処分場協定書問題
井手川などの水質検査費用に対する市の支出住民監査請求へ!
京田辺市は税金のムダづかい止め、枚方市の責任追及を!

 9月議会では、新たに存在が判明した78年7月付の汚泥処分場に関する「協 定書」に基づいて市の姿勢を糾しました。

 協定書には期限が明記されておらず、下水汚泥がある限りは枚方市がきちんと対応すべきであると読みとれます。また、汚泥処分場が現役の時代に汚染の事実が発覚して いるのですから、京田辺側がなぜ、これだけ重大な違反事項の数々を見過ごし続けてきたのかも問われて当然です。

 しかし、松村助役は答弁の中で「覆土の時点で協定書は完了」などというその場しのぎ(?)の見解を述べ、その後の記者の質問で言を翻すなど終始、無責任な対応でした。

 そのため、枚方市に対する京田辺市側の毅然たる対応を求めて、『これからの市民の自治を考える会』のメンバーとともに10月29日に監査請求に踏み切りました。

 住民の生命と健康を守る立場の市役所がこのような重大な問題に対して無責任で消極的な対処しかしていないことには、全く納得がいきません。
枚方市は汚染の責任をとり、京田辺市域の水質検査費用の負担を!!
去年8万9千円、今年96万円を私たちの税金で支払うな!!



水質検査費用の公費支出は不当 〜朝日新聞 1998年10月29日〜
市民団体が監査請求
 大阪府枚方市にある旧汚泥処分場から流れ込む川の水質検査費用を京田辺市が負担するのは不当、として29日、市民団体「これからの市民の自治を考える会」(澤井吉和代表)と「京都ひと塾」(次田典子代表)の7人が京田辺市監査委員に住民監査請求を出した。

 請求は、「川の汚染は枚方市による水源地付近への汚泥、覆土の搬入に原因がある」としている。

 市環境課によると、市は手原川の定期的な水質検査で、1997年度に約8万8千円を支出。98年度は、市内全域の河川22カ所の調査で96万3千9百円の支出を予定している。市監査委員事務局は早急に監査委員会議を開き、請求を受理するか否かを決めたいとしている。
公費"越境支出"に待った 〜洛南タイムス 1998年10月30日〜


水質調査の支出は原因自治体で
汚泥処分場汚染問題で 枚方市の負担求め住民監査請求

 京田辺市との市境付近にある枚方市の下水道汚泥処分場の跡地の汚染問題で、有毒物質浸出の疑いのある手原川(井手川・京田辺市)の水質調査費用を京田辺市が公金で支出するのは不当------だとして京田辺市の京田辺市の市民団体「これからの市民の自治を考える会」(澤井吉和代表)のメンバーらが29日、必要な措置をとるよう求めて市監査委員に住民請求を行った。同会では「水質調査自体は必要だが、その費用は当然枚方市側が負担するべきもの」としているが、市境・府境にまたがるという希なケースなだけに請求に対する市監査委員の判断が注目される。





9月議会の報告  9月議会は、一般質問や各委員会で以下のような点について行政の姿勢を問いました。
<ダイオキシン対策など>

(次田) 8400万円もかけて甘南備園の改修を計画しているが、電気給塵機が有効かどうかの資料もない。
 バグフィルターの設置など現在、確実といわれる方法を採るべき。
(松村助役) 本年は焼却炉への給塵機の改良をし、今後も順次改良していく。
(次田) 12月に予定している貯留庫のシャッターは前倒しにしてでも早急に設置すべき。
(松村助役) 貯留庫のシャッターは10月に完成させる。
_
_
(次田) 各駅やスーパーなどでゴミの分別が進んでいるのはよいことだが、せっかく分別しているゴミを一括して民間業者に渡しているスーパーや、駅があると聞く。
 きちんとした指導をするべきだ。また分別収集などに努力している業者はエコストアなどに認定して市民に紹介を。
(松村助役) ゴミ減量化推進委員会で検討していただく。
_
_
(次田) 焼却炉を移動したり、休日をねらって野焼きしている業者がある。休日も含めたパトロール体制の強化を。
(松村助役) 専従班設置は困難だが、市民の協力で指導していきたい。
(次田) 甘南備園の耐用年数があと7年で切れる。安易に広域化などを図らず、脱焼却を目指すべきだ。
(松村助役) 現状では広域化は避けられない。
_
_
<枚方市第二清掃工場建設計画について>
_
(次田) 尊延寺区がついに建設反対の横断幕を掲出した。枚方市が建設計画の規模を縮小したとも聞く。現在の進み具合は?
(吉田助役) 都市計画決定に向けて地元との調整を行っている段階である。
_
_
<枚方市元下水汚泥処分場問題について>
_
(次田) 1978年7月付協定書の存在が明らかになった。この協定書に違反した項目が多数見受けられる。例えば面積や埋め立て量もオーバーしているし、底に防水シートも敷かれていない。京田辺市として監視義務を果たしてきたのか。汚染疑惑による手原川の水質検査費用も枚方市に請求して当然だ。
(松村助役) 汚泥の覆土で協定書の効力は終わっていると考える。
_
_
<介護保険制度について>
_
(次田) 市民にはわかりにくい制度である。積極的に説明会を開催するとともに福祉オンブズマンのような申し立て機関の設置をしてはどうか。
(吉田助役) 今後も市民に対する説明会を開催していく。不服申立機関については、今後の研究課題である。
_
_
<松井山手駅前駐輪場について>
_
(次田) 迷惑駐輪を入れても、現在の松井山手駅周辺の駐輪は250台程度。今後、複線化により京田辺始発電車が増えれば、長尾方面からの通勤客は減る。なぜ1200台近くもの駐輪場を作るのか。周辺の住環境への影響も考えて、高さや台数をとりあえず低く抑えるように京阪側を指導するべきだ。
(松村助役)  申請では建築基準をクリアしている。





痴呆症老人 おむつ換え男女同室ダメ〜毎日新聞 1998年10月5日〜
京田辺の病院 保健所が改善を要求


 京都府京田辺市にある民間の内科・精神科病院(約250床)で、おむつの取り換えが必要な一部の痴呆症老人を10年以上も男女同室で入院させていることが5日わかった。病室の男女区分については法律上の定めはないが、厚生省は「社会通念上、別室にすべきだ」としており、京都府田辺保健所は同日までに改善を指導、事態を重視した府も各保健所に、男女同室にしている病院がないか文書で注意を呼びかけている。
 私の『議会だより』14号を見て、毎日新聞が取り上げてくれました。
しかし、それまでの府や保健所の指導が適当だったのか。現在、京都府に医療監視についての情報公開を申請中です。



トップページに戻る

このページについてのご意見、お問い合せなどはE-MAIL info@tsugita.comまでお願いします。