No17
次田のり子の3月議会一般質問より



京田辺市−枚方市の 環境保全連絡会設置を確約


 さる3月4日の一般質問で、枚方市のゴミ焼却場新設問題の進み具合と、旧下水汚泥処分場で基準の14倍もの鉛が検出されたことについて、京田辺市の姿勢を追求しました。 答弁の中で吉田助役は、「現在、枚方市のゴミ焼却場新設問題は都市計画決定の手続きに向けて枚方市民の理解を求めている段階である。さらに、今後は環境保全連絡会(仮称)
を両市の間に設置して協議していくことで枚方市との了解がとれている。」と答弁しました。

 しかし、保全連絡会の中身も権限も未だ確固たるものでないことについて、3月12日に市長に申し入れをし、本当に枚方市の動きをきちんと追求できる組織にするように文書で要望しました。

 枚方市の焼却場と言っても、京田辺市に建設するといってもいいほど京田辺市のゴミ焼却場(甘南備園)と近距離にある施設です。さらに、規模は甘南備園の5倍という大きさですから、今後も枚方市の動きを注意深く見守る必要があります。

<資料・枚方市ゴミ焼却場建設予定地>
 枚方市は「第二清掃工場」という仮称を使ったり、周辺整備も含めて、まるで公園と近代工場が出来るかのようなイメージアップを図っています。
 しかし、甘南備園のすぐ横に2本目の煙突が立ち、ダイオキシンが排出されるのが現実です。

 「公害には万全を期す」という枚方市の主張ですが、なぜ汚染土まみれの汚泥処分地を放置したまま、こんな施設を建てるのでしょうか?
 半径4キロメートルの円内に京田辺市の大半がスッポリと含まれてしまいます。




この春の入学式から男女混合名簿採用へ!(市立各小中学校で)


 かねてから質問していた男女混合名簿について質問しました。

 ジェンダーフリー(社会によって作られた男女の性差をなくしていく)という考え方から、「いつでも男の子のア行から、しかも男女別々というのはおかしいのでは?」という質問を続けてきたのでする京都市内で先行的に導入され、それほど問題も起こっていません。
 教育長は「この春の入学式の名簿から男女混合のものを導入する。」と答弁。男女混合(こんないいかた自体おかしいのですが・・・)の使用が一歩進みました。男女平等を教えていかなければならない学校で、このような不平等な扱いがまかり通っているのでは、世の中が変わって行くはずがありません。

 例えばこの春の市議選の立候補予定者27人中女性がたった2人(本当はもっともっと立候補して自然なのです。)という現状だけをとってみても、教育や行政施策をもっと進めていくことの大切さを痛感します。



新ガイドライン問題


京田辺市が全国基地協議会に入っていることを知っていますか?

 12月議会に続いて、3月議会でも新ガイドラインと地方自治体のあり方について質問しました。

(共産党を含めて、新ガイドラインについてはだれも質問をしていません。しかし、今回のガイドラインは、国の決めることとしてほっておくととんでもない負担を地方自治体や住民に強いるものなのです。)
 現在、祝園弾薬庫の周辺自治体として協力金(年間1400万円)を得手いる京田辺市ですが、この協力金をもらっているために新ガイドラインの戦争協力に自治体ぐるみで巻き込まれる危険性が大いにあります。

 ただでさえ学研都市構想の地域のど真ん中に居座る迷惑な施設です。京田辺市としてスジを通して協力金を返上し、市民や自治体職員の生命と安全を守ってほしいと思うのは市民の願いだと思います。



市議会常任委員会の数を減らす!!

ほらやっぱり! 議員削減推進派は、この責任をどうとるつもり?

議席削減派の議員たち(2議席減で口火を切った21市民の会、4議席減すら主張した保守系の新風会と一新会と公明党。そして無会派の小田議員)の野合で実現した3議席削減。その後に来たのは、議会の常任委員会の数の削減でした。

 ダイオキシン問題などの、市民にとって緊急で重要な議案でさえ「継続審議」で実質廃案にする市議会ですが、常任委員会を原稿の4から3に減らすことで審議がおろそかになることは明白です。

 議席削減に反対していた共産党まで議案提出者となり、常任委員会を3に減らすことへの反対は私1人となってしまいました。矛盾しませんか?

 さらに不思議に思うのですが、今回の議席削減を推進した各派の議員さんたちは、ご自分のニュースやリーフレットに「議席削減を推進しました。」とはっきりと主張されていないのです。

 議席削減が経済の建て直しの先端のような流れの中でも、私は削減反対を主張しました。本当に市民のための仕事をするためには、もっと議員自身が仕事をしっかりしなければならないはずです。議員の資質を高めずに、数だけ減らすのでは本末転倒ということが、やっと認められてきているような気がします。


資料介護サービス費用のめやす(月額 )

 

認定区分

平均的利用額(月額)

自己負担額

在宅

要支援

 

6万円

6千円 (1割負担)

要介護

17万円

1万7千円 (1割負担)

20万円

2万円  (1割負担)

26万円

2万6千円 (1割負担)

31万円

3万1千円 (1割負担)

35万円

3万5千円 (1割負担)

施設

要介護

指定介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)に入所した場合 31万5千円

平均5万円(1割負担+食費)

介護老人保健施設(老人保健施設に入所した場合 33万9千円

平均5万3千円(1割負担+食費)

指定介護療養型医療施設(療養型病床群など)に入院した場合 46万1千円

平均6万3千円 (1割負担+食費)



3月に京都府保健福祉部高齢化対策課から介護保険の概要が示されました。
要介護認定は自立・要支援・要介護に分けられ、要介護がさらに5段階に区分されます。認定が、希望する介護の区分と認められるかどうか、さらに10%とはいえかなりの高負担になるため、出費に耐えられるかなどの不安が残ります。



婦人民主クラブ共同代表の赤石千衣子さんから
メッセージをいただきました!


女性地方議員は忙しいんだなあと、次田さんの活動報告を 見て感心する。

 安全な暮らしを求めて焼却施設のダイオキシン濃度を追求し、 市のお金の使い方をチェックし、女性政策をすすめ、学校の 男女混合名簿を提案し、議員と市職員のなれ合いを追求し、私 も東京で応援した阪神淡路大震災の被災者支援法のための意見書 を提出する。

 うれしいのは職員採用の国籍条項の撤廃や平和問題にも意見を 言っていく姿勢だ。

 次田さんは私たちが出す女性情報紙「ふぇみん」の読者で 婦人民主クラブの会員。ふぇみんの紙面にぴったり重なる活動内容 は頼もしい限りだ。

 議会でただ一人意見がちがいくやしかったこともあったんじゃ ないかな。でも、また向かってていくのがいい。

 次田さんのような女性のパワーを感じると、私たちもまたやろう という気になる。


婦人民主クラブ 共同代表 赤石 千衣子



トップページに戻る
このページについてのご意見、お問い合せなどは
E-MAIL info@tsugita.comまでお願いします。