No20
日の丸・君が代を強制しない−市長の回答引き出す! 

  「国旗・国歌法」成立後、その扱いが注目される「日の丸・君が代」問題について以下の質問をしました。

 @自自公3党体制下、「国旗・国歌法」を十分な論議もなく成立させて動きには多くの市民が疑問を持っている。市長の見解を問う。A市長や教育長は自宅で日の丸を揚げているのか。推進している人でも自宅で揚げている人は少ないと思う。君が代についての支持はもっと低いだろう。個人個人の「日の丸・君が代」に対する自由な思いを尊重し、強制はしないこと。Bこの機会に庁舎への掲揚の是非についても市として論議してはどうか。C「日の丸・君が代」への対応によって職員を処分したり差別的な人事を行わないこと。D京都国体前後からの「日の丸・君が代」の学校現場に対する押しつけは目に余る。「国旗・国歌法」は何の強制力もない法だから、学校の主体的な判断を尊重すべきである。

 この質問に対して久村市長は「慣習法であったものが成文化されただけであり、新たに義務が課せられるものではないと考える。また、この問題に関して市職員に対しての処分や差別人事は存在しない」 「君が代の君は君たちの君。つまりすべてのものというふうに理解している」と答弁。村田教育長も「法成立によっても従来の指導とは変わらない」と答弁。

 なお、この一般質問に先立って共産党・民主党も含めた8議員連名での市長・教育長への申し入れを呼びかけ実現しました。


9月議会での一般質問・質疑の概要!

次田 : 三山木海軍火薬工場跡地は貴重な戦争遺跡であり調査をして保存すべきである。文化庁の近代遺跡調査にリストアップするべきではないのか

教育長:片町線のマンボ(煉瓦造りの導水路)とともに府に報告する。

教育次長:調査については市独自では実施しないが府と相談していく。

次田 : 介護保険スタート後、低所得層に対して何らかの補助を考えて欲しい。また、中国からの帰国者や在日外国人に対してはていねいな説明をして欲しい。  

助役 :一人一人への説明は困難だが、ある程度の人数が集まれば通訳者を確保して対応する。

次田 : 藤田敬一さん(岐阜大学)の同和人権研修での講演は多くの人たちに共感を与えた。「(差別・被差別の)両側からこえる」「心のかんぬきを外す」といった言葉の意味を考えて、市民が自由に部落問題についての思いを語れる場がなければ部落の完全解放はあり得ない。そのような場の設定を。さらに、隣保館を一般開放して周辺住民との交流をはかってはどうか。

助役 :市民の参加しやすい研修会の運営をめざす。さらに一般開放については、隣保館設置の目的に沿うかどうかにより判断     していきたい。

福祉部長:館の事業の中から徐々に開放していきたいと思う。

次田 : 子どもの権利条例を早急につくってほしい。虐待や暴力など、今日の子どもたちの置かれている状況を見るとき、行政として何らかの救済の手だてをとる必要がある。いのちの大切さをおとなも子どもも一しょに学び合う手だてが必要なのではないか。

福祉部長:子どもへの虐待の実態は把握している。しかし表に現れてこない事象でもあり、難しい面もある。何かあれはせ速やか      に連携して動く体制づくりに務める。 

次田 : 男女平等の実現は、国全体、行政総体で取り組むべき課題だと思う。議会における援助交際−買春(かいしゅん)問題への市民の目は厳しい。私たち女性議員の申し入れに、当のご本人は「自分だけではない。議員になってからはやっていない」とはっきり発言した。健全な男性議員は怒っていただきたい。男女平等条例を早急につくり、国の枠組みに従って、女性政策を福祉部から管理部の管轄に移管し、全庁あげて取り組んでほしい。

助役 :本年6月、国の男女共同参画社会基本法が制定された。市民に対して基本法の趣旨や理念を啓発していく。

 

□援助交際・買春を許さない!市民集会 

 −子どもと女性の人権をみんなで守ろう!!−

横山ノック知事セクハラ訴訟(被害者)弁護団長・石田法子弁護士を招いて・・・!

 大阪では横山ノック知事。中央では西村防衛政務次官。どちらも権力をカサに着た暴挙です。

 京田辺市でも今年7月に現職のM市議(元自民党京田辺副支部長・元議長会派一新会所属)が高校生相手の援助交際・買春容疑による青少年保護条例違反で逮捕されました。その後「他の議員もやっている」「議員になってからはやっていない」という発言を繰り返し、京田辺市議会が出した辞職勧告決議も無視して市議のまま居座り続けています。

 子どもに対する暴力や虐待が著しい昨今。それをただすべき立場の現職市議が未成年者に対する援助交際容疑で逮捕・起訴されると言うショッキングな出来事が京田辺市で起こりました。青少年保護は条例は、未成年者に対する成人の破廉恥な行為などを禁じた条例です。

 いかに係争中とはいえ、現職市議がこの条例に抵触したことに対する道義的責任は、決して免れるものではありません。

 こんなM市議は当然辞職すべきではないでしょうか!!

◎市民集会の概要

 11月6日(土)午後2時から とうちく(京田辺市立北部住民センター/TEL0774−63−7955)にて

  石田弁護士の講演、国会議員・自治体議員・各個人団体からのメッセージなど

 主催 市民集会実行委員会(連絡先 次田のり子事務所または市職員組合)・以上、実行委員会ビラより転載

 

□無防備宣言のステッカー1枚50円で頒布中!

 泉南の小山広明市議の呼びかけで「無防備地域宣言運動」のステッカーが完成しました。ピンクのかわいいゾウさんに平和への願いを託したすてきなデザインです。

 「無防備地域宣言」は世界154カ国(約80%)の国々が署名している「ジュネーブ条約第一議定書」(1977年)に基づく運動です。日本政府はこの議定書に署名していませんが「地方自治体が無防備宣言すれば、その地域への攻撃は国際法で禁止される」と言う画期的なものです。しかし、京田辺市は祝園弾薬庫があるためにすぐに無防備宣言をすることは出来ないのです。

 弾薬庫のような迷惑施設は即時返還させ、「平和都市宣言」を「無防備地域宣言」にまでたかめる運動を推進していきましょう。 

□11.14ピースツアーに参加を!

 枚方市の禁野弾薬庫が1939年に大爆発を起こしました。この日tが枚方市の平和の日(3月1日)になっていることや、100名近くの死者の中に薪(京田辺市たきぎ地区)の人で火薬庫の守衛をしていた方も含まれていたこと。またこの爆発以後、弾薬庫はさらに拡張され、祝園に一部が移転されことなどはあまり知られていません。

 今回、戦争遺跡に詳しい池田一郎先生のご案内でこれらの戦争遺跡や祝園弾薬庫を訪ねます。詳細はピースツアーをつくる会(次田のり子事務所気付)。要予約!

□12月3日にきょうとCAPのメンバーを招きます。

 CAPは英語の Child Assault Prevention の略で<子どもへの暴力防止>を意味します。1978年にアメリカオハイオ州で始まり、1985年に森田ゆりさんが日本に紹介されました。子どもが持っている安心して自由に生きる力を引き出すことを目的としたワークショップです。興味のある方はご連絡ください。3日午後から聖愛幼稚園を会場に行う予定です。

□会派研修・・おかしいぞッ!

 会派を組んでいる議員(私は無会派)は会派で国内研修にいけます。しかし本来、その研修成果はすべての市民に直接返るものでなければならないはずです。自民党市議団(辻、松村、山下、井上公各議員)は陳情を目的として東京に行ったそうです。議長会派の一新会は2泊3日で北海道へ。どの会派も市民向けの報告を一切していないのはおかしい!


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