No21

2000年の幕開け。 

 どのようにお過ごしですか?

 心配したY2K問題も一段落。けれどこの暖かさ。過ごしやすいけれども異常気象のようで何だか心配です。

 大好評の激辛批評。お正月のカルタ風に1999年をまとめてみました。今年も激辛でがんばりますのでよろしくお願いします。

 「おなじこと男性議員みんなやってる」と逮捕後平然 南市議 ※1

 目をむくような資料を出すと死んだふりの幹事会 ※2

 出る杭は打たれ、出すぎた杭は打たれない。やる気十分、次田のり子

 とんでもない公害汚泥そのままに、焼却場建設の枚方市

 打たれ強い久村市長。無策のままで二期目安泰

 ごめんですます京田辺市議会?援交(援助交際)逮捕も恐くはない

 残念だ。若さに期待したけれど、スタイルすっかり古参議員

居眠りは天下一品、松村助役

 また辞職、どこまで続く「一身上の都合」の共産党

 スイスイと悪法通した自自公政権

 

※1 南市議が私たち女性議員からの抗議申し入れの際に議長もいる前での発言。

※2 その後、某自民党議員やその支持者によってはめられたという主旨の実名入りの文書を送付してきました。その内容が事実だとすれば大事件。事実でないのなら名誉毀損で除名も出来るような代物。その文書はそのまま幹事会(市議会各会派の幹事で構成)に提出しましたが幹事会は一切黙殺しています。

  


次田のり子12月議会一般質問の概要

次田  祝園弾薬庫から滋賀県あいば野の日米合同演習に弾薬が送られている。北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)から見れば一番近い兵站基地の一つ。国や保守政党が朝鮮敵視政策で挑発すればするだけ京田辺市民は危険な状態になる。日米合同軍事演習などの際には市長も積極的に抗議をするべきではないか。また先日、祝園弾薬庫建設の契機となった60年前の枚方禁野弾薬庫爆発の跡地を見学した。広大な面積と100人もの犠牲者を出した事故の大きさを実感した。周辺地域の消防団員も消火活動中の二次災害で亡くなっている。祝園弾薬庫の実態は旧軍時代そのままのベールに包まれている。市としても積極的に情報公開を求めるべきではないのか。

 

市長 外交と防衛は国が行う事務である。祝園弾薬支処は自衛隊が安全な管理をしていると考えている。

 

次田 例えば若狭湾の大飯原発から京田辺市までは5〜60qしか離れていない。チェルノブイリくらいの規模の事故が起これば大変な被害が出る。原子力の安全神話はJCOの事故で崩壊している。安全神話を鵜呑みにするのではなく、市独自の対応も講ずるべきではないのか。

 

助役 国、府が作成している原子力発電所防災計画に基づき必要な対策をしていく。


次田 電磁波グッズをよく見かけるが、電磁波問題に対する市民の不安が払拭できない証拠ではないか。電磁波測定器で市内各所を測定して回った。関西電力の変電所付近や鉄道沿線などは高い数値を示している。電力会社などの説をそのまま信じるのではなく、測定器などは比較的安いのだから市で購入して市民に貸し出してはどうか。また、これから学校に導入するパソコンは液晶画面にするなど、できる範囲で対応してほしい。

 

助役 関連省庁の報告ではガンなどの健康被害に結びつく因果関係は確認できなかった。変電所や高圧線下は関西電力の報告を受けている。

 

経済部長 現時点では電磁波測定器を購入するつもりはない。


次田 枚方第2清掃工場建設に対する京田辺市民の不安は募る一方だ。市独自の安全性調査を行うべきである。また建設予定地の旧汚泥処分地からはアルカリ廃液などの有毒物質が流れ出し、そのことは枚方市も認めている。覆土と汚泥の撤去を強く枚方市に求めるべきだ。

 

経済部長 覆土と汚泥の撤去については、枚方市に対して強く申し出ていく。

 

次田 甘南備園のダイオキシン値がまた上がっている。バグフィルターなどでダイオキシン値を下げる努力をするべきではないか。

 

経済部長 2000−01年の改良工事でバグフィルターをつけていく。


次田 南北朝時代の城跡であるという伝承がある大住城山の荒廃ぶりがひどい。町史には土中から武器・武具などが出てくることから城山と呼び慣わしたとされている。なぜ発掘調査などをしないのか。

 

助役 排水対策や跡地緑化復旧を指導していく。

 

経済部長 土地所有者の意向もありやむを得ない。


次田 障害者施策と介護保険制度の整合性に不安が残る。例えば自立という言葉は、障害者運動では介護者などの介護を受けながら地域で生活することを意味している。介護保険における自立認定(何でも自分でできる)と非常に紛らわしい。介護保険においても、障害者福祉に学びながら、介護される本人が人間らしく生きていけることを前提とした施策の充実に努めてほしい。

 

助役 社会福祉審議会に追加諮問しているのでその結果を待ちたい。


次田 横山大阪府知事のセクハラ訴訟の石田法子弁護団長を招いて講演を聴いた。「セクハラは人権問題である。一人の女性の人権を守れない人に政治を語れるのか」という内容であった。本市議会では7月に現職議員が青少年条例違反(買春)で逮捕されるという不祥事が起きている。政府の機構改革に準じて市においても女性政策課の設置が必要ではないのか。

 

助役 今春4月の機構改革で考えていきたい。


次田 先日、きょうとCAPというグループを招き、子どもの虐待防止のワークショップを開いた。子どもが暴力から自分で身を守ることをめざすプログラムである。市としてもこのような取組を積極的に展開して子どもの虐待や家庭内暴力に対処してほしい。

 

福祉部長 教育、福祉一体となって作成中の児童福祉計画の実行の中で考えていきたい。


トップページに戻る

このページについてのご意見、お問い合せなどはmailto:info@tsugita.comまでお願いします。