No23

京都府田辺振興局で“談合”発覚!
−納得できない府土木事務所長・職員の対応−

 

 

  去る7月4日1時半過ぎ、私は、別の用で居合わせた京都府田辺振興局で「談合」の現場を見つけました。偶然、ロビーで女性2人が「93に入れるから110くらいでいいんと違うか」と話し合っているのを耳にしました。すぐに、2階の入札室に行き職員に通報。何回か「93で落とすような会話を聞いた。談合ではありませんか」と訴えましたが、職員は「入札中ですから後にしてください」と取り合ってくれませんでした。その時、ドアが開いていたのて、2名の女性が入札の受付をするのを確認しました。
 その後、土木事務所長室に呼ばれたので、事実経過を告げました。所長は「93万円で落札されたが、落札したのは男性だったので談合情報とは言えない。落札金額と落札者が一致してこそ談合情報と言える」と逆に威圧的に言いました。また、入札に参加した女性の氏名や業者名を問いただしましたが取り合ってはくれませんでした。納得できないので翌日、入札結果(落札金額は93万円、他の7社は105万円118万円)を確認した上で府の土木建築部指導検査課 に電話をしました。指導検査課は「93という数字が落札価格と一緒と言うことで談合情報と考えられる。府公正入札調査委員会にかける。所長の認識には誤解がある」との見解。田辺警察署にも事情を聞かれました。捜査にはいるとのことでした。
 堂々とロビーで談合する業者。談合の疑いがあることを通報しても取り合わず、逆に通報した私を無視したり威圧的に出る府職員。これでは市民は、「府の土木事務所は談合を黙認している」と考えてしまっても仕方がないのではありませんか。

橘市議の暴力事件! 
 橘議員が職員に暴力をふるったことは、議員以前に人としてあるまじき行為だ。6日に初めて知って大変驚いた。まさに議員のおごり以外のなにものでもない。 
 「市民派議員」とは、権力を否定することを求められ、そうあろうとしてこそ言えるはず。しかし、橘氏は議員は「権力者」なのだという意識をしっかり持っていないどころ
か、その地位にあぐらをかき、ついにこの様な結果を招いたのだろう。ノーネクタイや、議員バッチをつけないという彼のスタンスが、議員としての権力を否定するためのポ
リシーにもとづいたものでなく、スタンドプレーに過ぎなかったことが露呈されてしまった。 
 投票した市民の「負託」を理由に議会に居座る心づもりらしいが、その口実こそずるい。これでは「援助交際」の南氏を批判できない。議員が職員に暴力をふるうなどと言
うことは前代未聞の不祥事であり、「市民派」だけでなく、議会全体の信頼をどれだけ失墜させたか、謙虚に反省してほしい。橘氏に投票した市民一人一人にどれだけの
失望を与えているか、もう一度よく考えてほしい。 
 南氏同様、辞職勧告が出た後、そのまま議会に居座ったとしても、「市民の負託」に応えるどころか、議員として認められていないのだから何もできない。また、この事件以前にも橘氏の市職員に対する暴言など、目に余る言動が続いていた。 
 総辞職して市民の審判を問う方がいいのでは、と私は思う。 


□6月議会報告

 

納得できない! 

市有池を勝手に埋め立てた人物が建てる特養老人ホームに巨額の税金で補助!!

 96年秋に田辺町(当時)所有のため池(三山木西ノ河原)が勝手に埋め立てられたことをお知らせしました。町議会の総務委員会(当時、私は副委員長)の否決にもかかわらず、町は埋め立てた人物と和解をしました。和解の条件の一つは「設立予定者は行政に一切の補助金を申請しない」というものです。
 今回、市は和解内容を変更し、特別養護老人ホーム設立予定者に1億5千万円もの補助金を支出する決定をしました。
 国が「そごう」デパート救済に多額の税金を支払うことに批判が集中していますが、これと同じことが京田辺市で行われています。市の誤りは、96年当時に町民共有の財産である池の埋め立てを黙認したこと。さらに今回、その設立予定者にさらに税金で補助を行うことです。
 こんな不正を黙認どころか後押しすれば、行政の公正さが失われ、市民の政治不信が広がると思うのは私だけでしょうか。共産党市議団はこの問題を「南部の市民の要望」にすり替え、賛成に回りました。「市の福祉施設への監督責任」も条件にしていると主張していますが、市の監督や責任がいかにいい加減なものであるかは、次の「九十九園」問題の記事(4n)を見てもらえばよく分かると思います。
 なお、この件について私は、共産党京都府委員会に見解を求めるともに、京都府知事などにも法人化の認可しないようにとの要望書を提出しました。
 

枚方市旧汚処分場の汚染問題への対策を求める決議を可決

 かねてから私が再三再四、市議会で完全撤去を求めていた枚方市公害汚泥処分場問題についてようやく決議が採択されました。
 6月議会冒頭で「これからの市民の自治を考える会」から出されて継続審議となっていた「枚方市旧汚泥処分場の公害汚泥の完全撤去を求める請願書」が趣旨採択されていましたが、7月3日の最終日にようやく同趣旨の決議案が、私を含め議員提案し、全会一致で採択されました。
 市民からの請願よりトーンダウンしているとはいえ「有害物質の枚方市による撤去」などの「納得できる対策」を求めています。
 7月中に議長が枚方市に「決議」を持っていく予定です。
 

「九十九園」が勝手にお風呂を倉庫に!さらに利用予定者数も勝手に減らす!!

−デイサービス23人枠に8700万円の補助をもらいながら勝手に15人に−
 ディサービスのお風呂が機能していないことを知っていた私は、市職員に同行を求め確認に行った。浴室が布団置き場となっておりビックリした。府高齢化対策課が3月に完成検査を行っていることが分かり検査報告を調べているうち、5月15日にデイサービス受け入れ枠23人を15人に変更していたことが発覚。
 京田辺市は、1億5000万円もの補助を出しているのにこの現状を知らなかった。また、高齢者福祉計画が、3月に出来たばかりなのに、もう、つまづいてしまったのか。九十九園は市福祉計画の作成委員。補助金をもらえばさっさと受け入れ縮小するなんておかしい。

   

  

 

 

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