No24

久村市長初当選時−中心山荘での就任パーティーの実態を追究!!
市長はあいまいな答弁に終始

 

 9月定例議会の一般質問で、私は、久村市長初当選の1995年7月25日に中心山荘で部課長級以上の管理職を集めて開かれたパーティーの実態について追究しました。和歌山県有田市での市ぐるみでの国会議員の後援会加盟の例を引くまでもなく、就任直後の市長の要請を部下の職員が断ることには勇気がいるのが実状です。まして、職員汚職事件後の綱紀粛正の期待を担ってスタートした久村新体制なのですから、記憶に基づいて明確に疑惑めいたことへの否定をされることを私は期待して質問しました。

 ところが久村市長は以下のような曖昧な答弁に終始しました。 

「95年7月25日の件でございますが、私も記憶が本当にございませんで、ただ私が招待したんじゃなしに、私はどちらか言うたら招かれた側ではないかというふうに思っております。それで会費は当然払ったと、これもあくまでも払ってる領収書があるわけじゃなしに払ったというふうに思っております。・・(略)・・それから2回目当選したときにはどうかという、これは全くないと思います。思いますというのはおかしいですけど、どこでどんなんあるか、ちょっと今わかりませんが、・・(略)・・」 (以上、議会議事録より抜粋)

自身の記憶にはないが、責任は部下に押しつけて責任を免れる。また、汚職事件直後でも、招待されたらそのような宴席に出かけている。会費を払ったかどうかという重要なポイントについては、何の証拠もないのに自分に都合よく記憶している。さらに、つい1年前の再選後の宴会の有無についても、「覚えていない」と逃げた。それほどいろいろな宴席に出かけているのではないか。

 この答弁を素直に解釈すれば、この様にしか言えないと思います。府選管に問い合わせると「違反だと断定できないが、好ましくない」。市民のみなさんはどのようにお感じになられましたか?

納得できない三山木特別養護老人ホーム建設への肩入れ

  前号でもお知らせしました「なかひら園」その後「綴喜の里」と改称)建設問題への市の対応の不可解さについても質問しました。勝手に市の池を埋め立てられ、和解条件も市の方ら緩める。結果として、設立予定者の当初(96年)に目論んだ以上の施設が、ほとんど国・府や市の補助金(12億円)で完成します。

 さらに正式認可も出ていない施設に対して寄付金を募るような文書7月に配布するなど、全くもって傍若無人です。

  さらに委員会での答弁で、助役が「○○さん」とセカンドネームで親しげに言う。「なかひら園」という仮称からして、姓名それぞれから一字ずつ取ったことは明白です。にも関わらず、福祉部次長は「中立の中、公平の平を取ってなかひら園」と答弁し、失笑を買いました。

 その上に不可解なのは共産党市議団の対応です。日頃、「『解同』(部落解放同盟)の言うがままの市政運営だ」と決まり文句のように主張するにも関わらず、この人物が解放同盟支部長であることに一切触れずにこの施設建設に賛成しました。

 情報公開を使って、過去にさかのぼれば、支部交渉でも特養建設を要求しているこの人物に対して市の幹部らは腫れ物に触るかのようなVIP対応をしています。弁護士などへの対応を市がお膳立てする他に、助役なども話がある度に彼の事務所にわざわざ出向いているわけです。解放同盟支部長であってもなくても、是は是、非は非としてチェックするのが議員の役目のはずです。共産党の「解同」批判が、解放運動の実態や内容を見た批判ではなく、単に組織間の対立からのお題目にすぎないことが明白になりました。

 なお、多くの市民から「市や共産党の対応に対して、到底納得がいかない」という意見が私のところへ寄せられていることを申し添えておきます。

次田のり子9月議会・一般質問の質疑から・・・・

□教育委員会が原則公開であるのに、数日前に庁舎前に張り出すだけでは不十分である。

■(教育長) 月末で委員5人の寄 れる日として日程を組んでいる。出来るだけ早く決めるようにはしている。

□教育委員会を傍聴したが、教科書の実物も見ないで採択を審議しているのには納得できない。市教委学校教育課長は、閲覧の時期どころか、開かれたのかどうかも認識していない。

■(教育部長) 前年度からの継続を決めた(から教科書の実物は見せていない)。(閲覧の件について)次田市議からの問い合わせに答えられなかった。今後は注意する。

□甘南備園職員の大麻所持事件の責任は、採用以前の容疑によるものである。採用をした市長などの責任ではないのか。

■(市長) 採用時に見抜けなかったのは残念だし悔しい。今後このようなことのないように努力する。

□国勢調査はプライバシー保護を第一に考えて実施するべきだ。また、外国人や障害者などへの対応にも十分に配慮して行うべきである。

■(助役)調査員にプライバシー重視を徹底する。外国人には外国ご連絡票や対訳を使って対応する。

□枚方市は元汚泥処分地を無期限立入禁止とした。このような危険な物質を含む汚泥を市の水源近くに放置されているのに、下水汚泥の即時撤去と損害賠償を枚方市に要求しないのはなぜか。市民の命や財産を守ることより枚方市との関係を守ることの方が大切なのか。

■(助役)協定書は今も有効。

■(経済環境部長)本市としても専門家の意見を聞いて独自に対応していきたい。

橘、南の居直りは許せない!

辞職勧告を受けた2人は開き直っています。南氏は有罪判決を受けたにも関わらず、「ホテル玉水に女性と行ったのはカラオケのため」と、訳の分からないことを言っています。議会事務局職員に全治3カ月のけがを負わせた橘氏は、未だにけがの状態すら見ようとせず、「大したけがでない」と平然としています。挙げ句の果てに聞こえてくるのは、南氏同様「はめられた」とか。一体、誰にはめられたというのでしょうか。両者とも、客観的証拠があります。議員として道義的責任をとるのは当然です。

 政党組織や保守層に依拠して当選した南氏にも道義的な責任は当然ありますが、既成の組織の体質を批判し「市民派」を名のっている橘氏には、それ以上のクリーンさを求められてきたはずです。謝るべき時は謝るべきです。橘氏自身、辞職勧告を出した買春市議と同列に並べられ、平然と居直っている姿に驚きます。

「市民派」を縛る党議や党の規則はないのですから、自ら、厳しさを求められるのは当たり前です。良心に問い返しても「はめられた」という答えしか返ってこないのでしょうか。支持された方たちはこれでいいのですか。ノーネクタイ、ノーバッジ、ジーパン姿に期待されたのは、市民感覚の議会への反映や、議員の特権意識への批判であったはずです。しかし、その姿と現実に、ギャップはなかったのでしょうか。

 南・橘両氏とも謹慎やら何やらと言いながら、仕事らしい仕事は一切しないし、出来ない状態でこれからの議員報酬をもらい続けることに市民のみなさんが納得されるはずがないでしょう。

 事実を認め、即刻辞任するべきです。議員の地位や報酬が、自らの良心や市民の信頼よりも大切だなんて言う感覚自体が私には理解できないのです。

   

  

 

 

トップページに戻る

このページについてのご意見、お問い合せなどはmailto:info@tsugita.comまでお願いします。