No.27

こんな監査は監査じゃないッ!

市民の感覚とかけ離れた監査結果は絶対に許せません!! 

各新聞の報道で既にご存知の消防団食糧費支出(市による消防団幹部の「官官接待」)問題の監査請求の結果が8月7日に出されました。ニューススクラップの記事をご覧下さい。

ワイセツHP問題と「官官接待」、それだけではありません。ジェンダー、歴史認識など京田辺市の消防団は、他の地域の消防団もあきれるような実態です。

わいせつHP(ホームページ)に端を発した「消防団問題」。いったい何が問題なのか。

 

□ワイセツHPとは?

京田辺市消防団2−1分団名で開設されたHPに女性のヌードが掲載されていました。韓国への「研修旅行」に出発する関空での団員写真とともに、韓国での買春を連想させる記事が書かれていました。

 「韓国、グアム、フィリピンという目的地や1泊2日という日程を見ても、研修に名を借りた買春旅行ではないか」との私の指摘に対して公的な否定を一切出来ないのが市消防団の実態です。

□さらに問題なのは・・・!

このヌードの女性を「賞品」に見立てた表彰状まで掲載され、まさに女性を性の対象としての物としか見ない差別的な構成のHPです。さらにパスワードを取得すればさらにワイセツなページにアクセスできることをほのめかすなど、京都府警が軽犯罪法に抵触すると捜査に乗り出す程のひどい内容です。

□女性に対する視点だけが問題なのではなく・・・

韓国が「いつ戦争が始まってもおかしくない北朝鮮」の隣であると記述し、差別的な記述もゾロゾロと。さらには、分団の消防車にテポドンと名づけるなど、悪ふざけもここに極まれる実態です。

□消防団への「官官接待」問題とは?

京田辺市が消防団幹部の接待のために市民の血税を浪費している問題です。「消防団との懇親会は、意思の疎通を図るために必要だ」と市は答弁していますが、近隣の市や町でも殆どが自費で会合を開くか、会合自体を開いていません。また最低限、接待する側の市長や市の幹部は自費で参加しており、税金丸抱えで飲み食いしているのは京田辺市だけです。「意思の疎通を図るため」に会合を開くのは自由ですが、公費で飲み食いする必要は全くありません。

次田のり子・6月議会での質疑

 消防団の不祥事(ワイセツHPと「官官接待」)、の他に歴史教科書問題や改憲の問題などを質問しました。

 

次田:神戸での公聴会を傍聴したが発言者も委員も殆どが男性だ。男女平等の理念も戦後半世紀経ってようやく基本法ができた状態だ。改憲派のねらいは9条にある。市長の率直な意見はどうか。

市長:憲法調査会の今後の議論に期待している。平和主義は地方行政にとっても重要な基本理念だと考える。

次田:新しい歴史教科書をつくる会は意識的に日本の侵略行為を正当化するなどした教科書を子どもたちに押しつけようとしている。市教委はこの様な教科書を絶対に採択してはならないと考えるが、教育長の見解はどうか?

教育長:検定合格ということは、文部科学大臣が適切と認めたものと考えている。

次田:ドメスティックバイオレンスや買春、援助交際、性暴力などに対する市の啓発を強化してほしい。また、女性センターの設置を急ぐべきだ。  

市町公室長:市の調査では女性の10%が暴力を受けたとしており、男性 の14.7%が暴力をふるったこ とがあると答えている女性への暴力根絶のために広報啓発を行う。女性センター設置については推進会議や懇話会などの中で方向性を論議していく。

次田:枚方市元汚泥処分地問題について、今後どのように対応していくつもりか。本市の水源近くに汚染物質を放置し続けるのでは、市民の不安は解消されない。枚方市に協定の遵守を求めるべきではないか。  

経済環境部長:両市間の協定書は遵守されるべき。枚方市の再調査の結課報告を待って対応協議する。

次田:固定資産税の評価漏れが41億円にもなっていることを3月議会で指摘した。その後、どれだけ課税したのか。職員体制の改善はどれだけすすんだのか。     

助役:職員の体制を強化し、府とも連携し適正な課税をしていく。