No.29

九十九園職問題−なぜ理事長・施設長に責任をとらせないのか?

こんなあいまいな対応では解決策とは言えず 

 3月定例議会の一般質問で、私は、九十九園問題を徹底して追究しました。元職員の勇気ある告発、そしてそれに基づく府・市の指導を受け、最低2400万円の返還を要求されているにもかかわらず、九十九園を運営する「幸生福祉会」は役員13人を解任しただけで、肝心の岡本容子理事長と岡本良夫施設長はそのまま留任となりました。

最大の責任者である理事長と施設長の解任なしには抜本的な改善はあり得ません。引き続き追究を強める決意ですので、どうかご支援下さい。

次田のり子・3月議会一般質問から

次田:市内福祉バスの実現を。また65歳以上のお年寄りには、京都・八幡両市のように無料パスの支給を。

福祉部長:北部の老人センター建設計画と合わせて考える。バスの無料化は考えていない。

次田:女性センター設置請願が趣旨採択にされてしまった。老人センターや子育て支援センター、隣保館同様、女性センターは男女共同参画社会基本法に基づいて、ぜひとも必要な施設だ。ぜひとも早期設置を。

助役:現時点では女性センターとして単体の施設整備は考えず。

次田:子連れの市役所来庁者や議会傍聴者に一時的な託児コーナーを設置してほしい。  

助役:託児のスペース確保が今のところ困難である。

次田:隣の枚方市では卒業式の形式にまで市教委が介入するなど「日の丸・君が代」を巡る情勢は「国旗・国歌法」制定の趣旨を逸脱して混乱を招いている。今一度、憲法に守られた子どもや教師の思想・信条の自由の確認をするべきだ。  

教育部長:指導要領に基づく指導であり、内心の自由にまでは踏み込まない。

次田:今春から実施される「学校週休2日制」の完全実施は、私学志向や塾通いの過熱化に拍車をかけるおそれがある。子どもだけが家で過ごす時間も増えるが、市としてはどのような手だてを考えているのか。

教育部長:地域子供会活動など、土曜日に実施する各種の施策を一層充実していく。

次田:松井山手駅前交番の新設が決まったが、人員配置も充実すべきだ。

経済環境部長:人員の配置についても府警に強く要請していく。

次田:京田辺市境の枚方市元汚泥処分地について、なぜ以前からある協定書を守らせないのか。また、そこに建設予定の枚方市のゴミ焼却場の建設にむけたすすみ具合はどうなっているのか?

経済環境部長:新たに覚え書きを交わして枚方市に対応をさせる。第二清掃工場は03年秋に着工、06年度末に完成予定だと聞いている。

 

何のための有事立法?

 政府の有事法整備がいよいよスタートしました。4月22日の名護市における衆議院憲法調査会の公聴会でも、小泉首相の靖国参拝や有事法整備に沖縄県民が強い不信を抱いているとの記事がありました。

 3月末に沖縄の戦跡を駆け足で回りました。糸数やチビチリの鍾乳洞を利用した自然のガマ(洞窟)と頑強に整備された海軍壕を見比べるだけでも、この国の軍隊が何を守ろうとしたのかが象徴的に理解できました。さらにしぜんのガマからも日本軍により追い出された住民。泣き叫ぶ赤ん坊の虐殺も行われました。

 80人あまりの村民(そのほとんどが女性と子ども)が集団自決した読谷村のチビチリガマ。その様子を「沖縄戦の図」に描いた丸木さん夫妻の言葉、「集団自決は手を下さない虐殺つである」が今も心に残っています。

 戦争の出来る国作りより、、みんなが安心できる内政の安定の方が大事だと思います。