No.30

有事法制推進の意見書に反対!

−有事法制反対の請願に紹介議員となりましたが、残念ながら少数否決されました− 

 

  6月議会に、国会で審議中の有事法制の「制定推進を求める意見書」が自民・公明・一新会により採決されてしまいました。私は「有事法制反対・慎重審議を求める請願」の紹介議員の立場からこの法案が憲法に明確に違反することなどを訴えましたが、推進派の意見は議論にもならないお粗末なものでした。また、民主党議員は論議もせずに退席し、有事立法推進派の一新会の一員である事への矛盾も感じていないかのようでした。   

 小泉政権は、憲法9条を踏みにじり、市民の人権を著しく制限する有事立法を必ず再提出してきます。朝鮮戦争時には核貯蔵施設であったとの米国の文書すら見つかっている祝園弾薬庫。私は、弾薬庫を抱える京田辺市にとってこの法制がいかに危険であるかをねばり強く訴えていくつもりです。どうかご支援下さい。

危ないゾ!住民基本台帳のネットワーク化!!

  小泉政権は今年8月5日から「住民基本台帳ネットワーク」を実施しようとしています。しかし、首相自らが不完全であることを認める制度であり、ネットワーク化の必須条件であった「個人情報保護法」の成立の目途は立っていません。

  有事法制に見られるような、市民の基本的人権を平気で侵そうとする政府が、民衆1人ひとりの情報をコンピュータで把握することは危険極まりありません。

  市役所の担当職員すら、実態を把握し切れていない現状です。

  防衛庁の資料を情報公開するだけでリストアップされる現在の日本。為政者の意識は大政翼賛会か特高警察 さながらで、コンピュータという伝家の宝刀 まで持ち出されては、私たち市民はたまった ものではありません。反対の声を強めると 共に、市のコンピュータ管理のセキュリティ を高めるために努力します。 

手みやげ付きの大住小林市民墓地計画 

 前号でもお知らせした京田辺市が大住小林地区に計画している市民墓地計画ですが、関連資料を情報公開している内に色々な事実が浮かび上がってきました。

  一昨年7月の健康村自治会への説明会の中で自治会側から「これだけ大きな計画をされるのであれば手みやげを持ってくるべきだ」との発言があり、市が公民館の建て替えを条件の一つとして呈示していることを窺わせる文書が見つかりました。

  本来、公民館などの建設は、きちんとした年次計画に基づいて実施されるべきものです。さらに、周辺住民には環境の大きな変化はないとの説明をしながら、手みやげを約束するのは明らかな矛盾です。

 

次田のり子・6月議会一般質問の質疑から

次田:冒頭に、南、橘氏への辞職を強く要求したい。特に、今年1月29日に有罪が確定した南氏は、教育について語る資格などない。

次田:□米軍主導の侵略戦争にすら加担を強いられる有事法案は、憲法9条に違反するだけでなく、地方分権や情報公開の流れにも矛盾する。市議会は自らの首を締めるがごとき本法案の早期成立を求める意見書を可決した。市長は、市民の命 と暮らしを守る立場に立ち、有事3法案反対の意思を明確にしてほしい。

市長: 市長会を通じて、国の説明責任と、国会での慎重審議を要望しているところである。

次田:「狂牛病」問題が、何の解決もしていないのに給食で牛肉を使い続けている。国による安全宣言後に4 頭目のBSE感染の牛が北海道で発見された。遺伝子組み換え食品や農薬、添加物、合成洗剤など、子どもの食を守るための安全確認はどのようにしているのか。

教育部長:業者に対する聞き取り調査を学校給食委員会で行っている。 

次田:公民館職員を日曜日にも配置してほしい。また、中央図書館は祝日にも開館して市民サービスに努めるべきだ。

教育部長:日曜日は基本的には 貸し館業務のみであるのでシルバー人材センターに委託している。図書館の祝日開館についても、職員体制から現状では困難である。 ボランティアの関わりなどもからめて研究していきたい。

次田:市は初めて女性消防士を採用し、市女性消防団員を募集している。しかし市消防団によるわいせつホ ームページ問題の経緯から見ても、十分なセクハラ研修などが必要ではないか。

市長公室長: 職員研修などで取り組んでいく。 

次田:民間バスの安全運行とバリアフリー化の徹底をめざせ。また、65歳以上の無料パスの実施を。

福祉部長:65歳以上のバス無料化は考えていない。 

次田:京阪宇治交通は、昨年草内営業所に配置するまで運賈管理者が不在  だった。これでは飲酒運転や免許証不携帯のチェックや健康管理も正確には出来ない。こんな実態を市は把握しているのか。

福祉部長:安全運転については、 バス会社で配慮しているはずだ。

 

京田辺市老人クラブ連合会の旅行代金支払い問題

 2001年9月、市老連は313名で静岡県焼津市に旅行している。1人22000円を添えて申込をしているはずなのに、下記のように不可解な支払い状況だ。

 01年8月22日 現金200万円の手付け

 01年10月30日  886,000円

 02年1月22日 3,977,070円

(名鉄観光振込確認日)

 しかし、領収書は10月29日付となっており、明らかに虚偽の領収書だ。また、「市老連の通帳から8月22日 600万円引き落とされている」と、現事務局担当者は私に言った。

 同様な例は、2000年3月末にもあった。

 明石海峡・花博日帰り旅行に約450人が参加。1人8800円を添えて申し込みしたが、やはり支払いは下記のように延滞。

 事前に手付け百数十万円。00年3月は支払い0円。そのため支払残金証明を名鉄観光にとられている。5/6月に2回数十万円を支払い、最終最終は、5ヶ月たった8月頃となっている。

 何故このようなことになっているのか。市老連の役員たちは、この話をすると「担当職員に任せっぱなしで初耳」だという。慣例?で、事務局を預かっている市は、市老連に事情を聞くなどの調査も全くせず、私が説明を求めても答える努力すらしない。また、このような多額の支払いを一職員にやらせていたと聞いて大変愕いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 80人あまりの村民(そのほとんどが女性と子ども)が集団自決した読谷村のチビチリガマ。その様子を「沖縄戦の図」に描いた丸木さん夫妻の言葉、「集団自決は手を下さない虐殺つである」が今も心に残っています。

 戦争の出来る国作りより、、みんなが安心できる内政の安定の方が大事だと思います。