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京田辺も汚染調査を」−枚方の元下水汚泥処分地対策委
 隣接地での影響指摘   京都新聞  2000年3月5日
 

 大阪府枚方市の「元下水元汚泥処分地安全対策委員会」の第二回委員会が4日、同市内で開かれ、委員が、同処分地に隣接する京田辺市地域でも地下水の汚染状況などを調べることが必要だ、と指摘した。

 同処分地は枚方市尊延寺の山林内にあり、広さは約2万5千平方メートル。東側が、京田辺市域と酒井を接している。委員会では、枚方市が1998、99年度に実施した水質、土壌調査について検討した。同調査会では、処分地の地下水層で、鉛が1リットルあたり最高で0.14ミリグラム、ヒ素が同0.043ミリグラム検出され、国の環境基準(1リットルあたり0.01ミリグラム)を大幅に超えていた。

 委員の一人はこの結果について「自然発生とは考えられず、対象範囲の確定も考えなくてはならない」と、京田辺市域の地下水と汚染との関連性を調べる必要性を指摘した。枚方市は「京田辺市域の調査に関しては、京田辺市側の判断にお任せする」としている。

 また、委員会が独自に行った元処分地のサンプル調査では、下水汚泥だけでなく、塩化ビニール系の物質も検出された。次回の委員会は4月17日に開かれ、具体的な右安全対策を検討する。
 


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