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京田辺市議会−枚方市に汚泥撤去求める請願

現地視察し趣旨採択   朝日新聞  2000年5月18日

 

 京田辺市議会建設経済委員会(井上公委員長)が17日、同市に隣接する枚方市尊延寺の同市旧汚泥処分地を視察し、処分地の汚泥と覆土の撤去を枚方市に求める請願を趣旨採択した。処分地では約二年半前、ポリ塩化ビフェニール(PCB)や環境基準を超える鉛などが検出されているが、趣旨採択のため、市議会が枚方市に要請することはないという。

 市議会に請願書を出していたのは、「これからの市民の自治を考える会」(澤井吉和代表)。今年2月に1094人分の署名を添えて提出した。

 処分地の広さは約1万8千平方bで、枚方市が下水処理で出た汚泥を1991年までの13年間捨てていた。考える会は「京田辺市民の飲み水などが汚染される恐れがある」として、枚方市に汚泥を撤去させるように求めている。

 委員らは午後、枚方市職員の案内で現地を視察。枚方市側は、有識者らで構成する安全対策委員会を設けて対策を練っていることを説明し、理解を求めた。

 視察後、小林弘市議から「枚方市も慎重に審査している」として趣旨を採択することが提案され、全委員が賛成した。井上公委員長は「枚方市の対応を見ながら協議を続けたい」としている。
 


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