新聞等に掲載された記事を要約して表示しています。

デイサービス浴室が未使用−京田辺市の九十九園

総務常任委で委員が指摘 

介護法は問題なし−利用者少なく特養共用浴室を使用

洛南タイムス  2000年6月28日

 

 今年4月にオープンした京田辺市大住池平、介護老人福祉施設「九十九園」(社会串法人幸生串会=岡本容子理事長)でデイサービスセンターに設けられた浴室(約14平方b)が未使用になっていることが、27日までに分かった。この日開かれた市議会常任委で委員(次田のり子)が指摘した。施設は国、府、市からの補助金を受けて移転新築されており、府ではきょう28日にも施設関係者を呼んで事情を聞くという。

 九十九園は、第二名神の計画ルートにあたったことから、今年4月に大住小学校北西側に移転。そのさい、デイサービスセンター(定員23人)やケアハウスなども併設された。

 府や市によると、施設にはデイサービスセンターの浴室と特別養護老人ホームの浴室があり、デイサービスセンターの浴室には置き型の機械式の浴槽が設置されることになっているが、これが設置されておらず、デイサービスの入浴は特養側の浴室で行われているという。

  26日に田辺保健所と市の担当者らが施設を訪れて確認したという。

 府では「特養の一般浴室をデイサービスにも利用するのは介護保険上は問題はないが、補助金を受けて建てられた建物だけにデイサービスセンター側の浴室も使ってもらわねば」といい、施設側の事情を聞いて対応を検討するとしている。

 九十九園の岡本良夫施設庁は「デイサービスに使う浴室は、専用のものと特養との供用スペースとの2カ所に設けてある。利用者が定員に近くなれば2カ所とも必要になるが、現在、定サービスの利用者は1日4人〜8人と少ないため、今は供用スペースの浴室だけを使っている」と話している。


最新のニュース・スクラップに戻る

トップページに戻る

このページについてのご意見、お問い合せなどは
E-MAIL info@tsugita.comまでお願いします。