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除草作業で談合疑惑−府公正入札審査会が調査へ 

4日執行の入札で 直前ロビーで金額調整? 田辺土木事務所

                          洛南タイムス  2000年7月7日

 

 府田辺振興局(京田辺市)が実施した雑草駆除作業の入札で、談合が行われていた可能性が強まり。府土木建築部は、6日から事実関係の調査に乗り出した。

 作業は12日から9日までの日程で、井手町異で南を流れる渋川の堤防などの除草作業を委託するもので入札は4日午後に8業者が参加して田辺総合庁舎内で実施。

 結果は、作業は93万円で落札され、ほかの7業者105万円(2社)、110万円、111万円、111万1千円、115万円、118万円といずれも100万円を超える金額を示していた。

 しかし入札の直前に、総合庁舎のロビーにいた女性2人が「93に入れるから、110ぐらいでいいんと違うか」などと話しているのをたまたま居合わせた京田辺市議(次田のり子)が耳にし、その女性らが入札室に入るのも目撃。談合の疑いがあるのでは−と府土木建築部指導検査課に問い合わせたという。

 連絡を受けた同課では、部内で組織する公正入札審査会(会長=梅原芳雄部長)で調査することを決め、落札業者との契約を一時保留し、6日から各入札参加業者からの事情聴取を開始した。談合の疑いが強まれば入札は無効となり再度入札が行われるという。

 連絡した市議は「ロビーでの会話を聞いた際に土木事務所にそのことを告げたが“談合情報は数字と落札予定者名をいったときのみ成立する。今回落札したのは男性なので談合ではない”といわれたため、指導検査課に直接問い合わせた」と話している。

 


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