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食糧費 消防団と飲食595万円

京田辺市議が住民監査請求 市長に返還求める

                       朝日新聞  2001年6月9日

 

 京田辺市の幹部職員らと消防団員が96〜00年度の5年間、市内の料亭などで開いた計24回の懇親会で食糧費約595万円を使って飲み食いしていたのは「不当かつ違法だ」として、次田典子市議が8日、久村哲市長に全額を市に返還するよう求め、住民監査請求した。消防団員は特別職の臨時職員。次田市議は「職員同士の飲食に多額の公費を使うのは言語道断」と話している。

 次田市議が情報公開制度を利用して調べたところ、懇親会は年に4〜5回開かれ、出席者は十数人から約50人。久村市長が出席している場合もあった。一人あたりの飲食費は96年当時1万数千円程度だったが、最近では6000円程度に減っているという。

 地方自治法では、地方自治体に対し「事務処理は最小の経費で最大の効果を挙げる」よう定めており、次田市議は「懇親会に効果はない。明らかに違法」と話している。

 市消防本部によると、懇親会は数十年前から幹部団員の慰労のために年4回、市から消防団に呼びかけて開いており、約10年前から5回になった。市の経費から飲食費を出している理由は「消防団員はボランティア精神に基づき、少ない賃金で活動してくれているため」と説明している。

 次田市議は入手した飲食店から市への請求明細書には「奉仕料」の項目もあり約11万円が請求されていた時もあった。次田市議は「コンパニオンを呼んだとしか思えず、ふざけている」と怒っている。

 久村市長は「監査結果を待って対処したい」とコメントした。

 


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