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京田辺市 消防団員を「官官接待」 600万円全額を市長は返還を 市議が監査請求 毎日新聞 2001年6月9日 |
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京田辺市が消防団員らを招いた懇親会の飲食代約600万円を公費から支出したのは違法−−と、次田典子・同市議(48)が8日、全額を市に返還するよう久村哲市長に求める住民監査請求を起こした。 請求書などによると同市消防本部や市消防署は96〜01年にかけ、毎年4〜5回、「部長会議」「綴喜広域消防連絡協議会」などの名目で消防団幹部らを料亭やホテルなどに招き、十数人から50人規模の会合を計24回開いた。会合後は引き続き懇親会が開かれ、そのほとんどに市長や助役、議長が参加していた。こうした費用は食糧費から支出され、総額595万4341円にのぼうる。 次田市議が市に情報公開請求して入手した文書には料亭などの請求明細書もあり、「ビール」 「清酒」のほか、「奉仕料」などの項目もあった。 同市消防本部の食糧費は98年にも市議会予算委員会などで問題になり、松中進・消防次長は当時、「社会通念上の金額に抑えている」 「6000円以内」などと答弁。しかし、公文書によると、その後も1人1万数千円を要する会合が続けられていた。 同市では消防団員は消防組織法で定められた非常勤の特別公務員。次田市議は「公務員が公務員を慰労し、それを公費で支払うなんてとんでもない」と話している。 久村市長は「監査の結果を待って対処したい」とコメントしている。
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