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トップ当選の秘訣教えます 「女性議員増やそう」 

セミナー、実践的に 草の根選挙ノウハウも

                       朝日新聞  2001年8月14日 夕刊

 

 2年後の統一地方選に向けて市民派の女性議員をもっと増やそうと、大坂のNPO法人や京都の女性グループが、この夏から秋にかけ、相次いで政治セミナーを開く。地方議会の議員約6万人のうち、女性議員はまだ1割に満たない。しかし、99年の統一地方選では首長を含めて過去最高の2385人の女性が当選、女性の知事も、この1年半で3人誕生した。女性の政治参加が確実に広がるなか、セミナーも、より実践的なものを目指す。

 大阪市のNPO法人「フィフティ・ネット」(森屋広子代表)は、10月13日から来年3月まで、計10日間の日程で、大阪市中央区のドーンセンターを開場に「バックアップスクール in関西」を開く。

 5回目となる今期は地方分権や財政問題、介護保険などの政策を学ぶ従来のコースに加え、「議員インターンコース」を新設。同スクール卒業生の池内ひとみ・芦屋市議、今里朱美・姫路市議、太田薫・松江市議ら現職議員17人のもとに受講生が通い、議員活動を自分たちの目で見る。

 京都府京田辺市の「男女共同政治参画フォーラム」(事務局・次田典子同市議)は8月26日から12月23日までの計5日間、同市社会福祉センターで「男女共同政治参画セミナー」を開く。

 3期目の今回は「トップ当選の秘訣教えます」「女性のパワーが地方から政治を変える」なとせの講座を用意。兵庫県尼崎市の丸尾牧市議や京都府加茂町の曽我千代子町議らが「草の根選挙」のノウハウを披露する。

 4月の大阪府島本町議選(定数18)では、8人の女性が当選し、日本初の男女同数議会まであと一歩だった。初当選の沢島真紀子議員は、昨年のバックアップスクールの受講生。「日々の議員活動は、傍聴席からだけでは見えない。一緒に活動できる機会はとても貴重」と話す。

 一、男女共同政治参画セミナーを第1期から受講し、今回は講師になる大阪府箕面市の増田京子市議は「ここで出会った仲間や講師たちと選挙で応援しあい、情報交換もする。市民派の女性議員は組織のない人が多いが、ネットワークが大きな財産になる」と言う。

大阪と京都で受講生を募集

 いずれのセミナーも受講者を募集中。問い合わせは「フィフティ・ネット」(06・6355・7140)、「男女共同政治参画フォーラム」(0774・63・7522)へ。

 


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