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京田辺市と消防団幹部同士の懇親会 

公費返還求め市長提訴

                       朝日新聞  2001年8月31日

 

 京田辺市幹部と市消防団幹部らが料亭などで開いている懇親会に公費が支出されている問題で、同市の次田典子市議(48)が30日、久村哲市長を相手に、昨年度まで5年間の支出分、約595万円の返還を求める訴えを京都地裁に起こした。

 訴状によると、久村市長ら市幹部と消防団幹部は毎年数回、役員会議などのあとに飲食を伴う懇親会を開いている。費用は1人あたり1万円を超えることもあるが、全額が市の食糧費から支出されている。

 次田市議は、消防団幹部は特別職の非常勤公務員と指摘し、「公務員同士の接待」に多額の公金を支出したのは「社会通念上相当な範囲を超えており違法」と主張している。次田市議は6月、公費返還を求める監査請求をした。しかし、同市監査委員は「懇親会は消防行政の必要性から開かれている」として退けていた。

 久村市長は「この問題は監査委員の決定で終わったと理解していた。提訴されたことに驚いている」とのコメントを出した。

 

 


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