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ズサン監査に市議怒る 

京田辺 “懇親会”監査の結果に誤記

                       洛南タイムス  2001年11月6日

 

 京田辺市の次田典子市議が、市と市消防団の懇親会に使われた公費の返還を求めた監査請求で、監査結果の記載事項に誤りがあることが判明。5日、次田市議が監査結果の撤回や再監査の実施などを求める要望書を事務局に提出した。

 次田市議は市・消防本部と、非常勤特別職員で組織する消防団との懇親会は“官官接待”にあたると−−−として、平成8年度以降に行われた懇親会の飲食費の返還を求めたが、監査委員が8月に出した監査結果では、12年1月28日以前の分は請求期間を経過しているとして門前払い、その後の分についても「違法性はない」として棄却していた。

 誤りがあったのは監査結果に添付された年度ごとの名目と支払日、支払金額を一覧にまとめた表。このうち10年度と11年度分の「本団役員会議」が実際には年度末(11年3月と12年3月)に開かれ、いずれも翌月に飲食代が支払われていたにもかかわらず、表には年度当初に支払われたようにそれぞれ1年ずつ誤って記載されていた。これにより門前払い扱いとなるのも12年1月28日ではなく、12年4月21日の誤りとなる。

 次田市議が消防本部の支払命令書と照らし合わせたところ、誤りであることが判明した。

 監査委員事務局では「事務局が監査委員に資料として出すためにまとめた際の単純な記載ミス」と釈明しているが、次田市議は「(監査委員が)支払命令書と照らし合わせていれば誤りであることくらいすぐに分かるはず。本来、監査委員は公平公正でなければならないのに、そんなことさえしていないのはズサンもいいところ」と怒る。

 谷勝利代表監査委員は「監査結果報告書の記載事項に一部誤りがあったことは真摯に受け止めている。しかし監査結果に影響を及ぼすものではなく請求に訂正を通知し了解を求めたい」とコメントしている。【加藤雅紀】

 


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