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京田辺の九十九園問題 未払い賃金求め提訴 元職員5人 「介護実態知って」 京都新聞 2002年3月8日 |
京田辺市大住池平の特別養護老人ホーム「九十九園・つくもえん」を経営する社会福祉法人「幸生福祉会」(岡本容子代表理事)が残業手当を払わず、一時金も約束より少ないとして、同ホームの元介護職員5人が7日、同法人に対して、未払い賃金総額約544万円の支払いを求める訴えを京都地裁に起こした。 5人は京田辺市や木津町などに住む20歳代の同ホーム元介護職員で、それぞれが別々に1999年9月から2001年8月までの間、同ホームに勤務した。訴状によると、5人の未払い分の残業手当は計約443万4千円、一時金は約101万4千円。 7日記者会見した3人の元介護職員らは「賃金の未払い問題では、苑にまともな話し合いをしてもらえなかった。未払い分の支払いよりも、経費節減などのために職員の勤務態勢が十分でなく、入居のお年寄りに影響が出でいる施設の実態と責任を明確にしたい」と提訴の理由を述べた。 一方、同ホームの岡本良夫施設長は「話し合いを続けたが、提訴に踏み切ったのは残念だ。訴状を見てから検討したい。解決にむけた話し合いを原告側からあれば応じる」としている。 同ホームの管理運営問題では、元職員の「入居者のオムツ交換回数が回数が極端に少ない」などとする告発に基づき、今年1月に府が実地指導を行った。 |
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