「虹と緑の500人リスト」京都グループ
スクラム組み活動開始
来世紀の地方自治を占う統一地方選から約一カ月。無党派譲員らの全同ネットワーク「虹と緑 の500人リスト」の京都グルーブは五人が議席をつかんだ。メンバーは、七月の向日市議選に出る現職の応援を手始めに、夏 には勉強会を立ち上げる。地方から政治を変えよう、と再始動する姿を迫った。 朝日新聞 1999年5月23日 |
大型連休中の今月一日夜。京都市のレストランに京都グルーブのメンバー八人が集まった。京田辺市議選で上位当選した次田典子さんを世話人代表に再任し、川端和行・綾部市議を「リスト」の関西代表に選ぷと、話題は今後の活動に移った。
「自分たちでも府内各地の状況を互いに知らなさすぎる」「地に足をつけた独自の活動をやっていけないか」 数時間に及ぶ議論の後、すでに実施しているメンバー同士の選挙応援以外に、府内各地の状況を学習する勉強会を新たに開こう、まずは府北部の反原発運動を学ぼろと、 一回目を七月下旬ごろ、久美浜町で開くことを申し合わせた。 次田さんは「既成政党に属さない無党派として『市民派議員」の看板を掲げた人が、今回の選挙では500人リスト以外も合め、数多く出現した。しかし、どんな活動や見識をもって『市民派議員』と認められるべきか、が今後厳しく問われる」と話した。 昨秋の京都グルーぷ結成時、属していたのは九人の現職議員と議員選の出馬予定者ら計十三人だった。うち、今回の地方選で戦ったのは九人。結果は、五人の現職が当選。加茂町議選で女性町議がトップ当選したほか、福知山、八幡、京田辺の各市議選でメンバーが上位の高い得票数を獲得した。 「リスト」に参加する無党派や市民派の議員や候補者ら約四十人は八日、兵庫県尼崎市に集い、全国代表者会議を開いた。シンクタンク「地方議員政策情報センター」を静岡市に設け、今後の政策立案などに役立てる方針を決めた。 京都グループは、七月の向日市議選に出るメンバーの支援に街頭演説や個人演説会に駆けつける。次田・世話人代表は「『リスト』発足が契機となって、既成政党に対抗する勢力は増えた。しかし、『リスト』に参加する私たちの真価が問われるのはこれから』と言葉を強めた. |
精華町と京田辺市にまたがる地域に、陸上自衛隊関西補給処祝園弾薬支処がある。
弾薬などを保管しておく施設だが、町と市は、保管の詳細な実態を把握していない。 支処があることで、町と市に「特定防衛施設周辺整備調整交付金』などとして国から支給される今年度の助成金は計約一億七千二百万円。
精華町と、京田辺市によると、祝園弾薬支処は同町に約四百ヘクタール、同市に約七十ヘクタールの計約四百七十ヘクタール。 市民の中には市内に自衛隊施設が存在することすら知らない人も多い。 市役所二階の窓口で働く女性職員(三七)は、「そんなものがあったのですか』と驚きを隠さない。
次田市議は3月市議会の一般質問で、「助成金の性質は何か」「ガイドライン法後、助成金があることによって市の判断が影響される可能性はないか」と、ただし市当局は、助成金で道路が出来て、市民の役に立っている」と答弁。 判断への影響については明言を避けた」 ガイドライン法が参院で可決された二十四日も、 久村哲市長は、「コメントできない」と沈黙を守る。 二十四日、道行く市民たちは施設について、「よく知らない」と口をそろえた。 次田市議は、「施設について、市民たちは知らされていない状態だ。 市長や町長は、現状を市民に詳しく説明する必要がある」と話した。 |
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